アルギニンとシトルリンはどっちを摂ると精力増強につながるのか？
結論からお伝えすると、同時に摂るのが理想的です
なぜ、両方同時に取ると、効果があるのか説明していきます。
アルギニンとシトルリンの相乗効果
はじめにアルギニンとシトルリンを簡単にひとつずつ説明します。
アルギニンとは？
アルギニンとは、体内で一酸化窒素(NO)という物質を生成し、血管を拡張させて血流を改善するとともに、活性酸素を除去する作用があります。
一酸化窒素(NO)は、血管の中で作られていくのですが、年齢の高齢化により、減少していくため、アルギニンを増やすことで、若々しい活力を取り戻すことができます。
アルギニンを増やすことで、
- 記憶力の向上
- 高血圧の改善
- 動脈硬化の予防
- 勃起不全(ED)の改善
- アンチエイジング
などのプラス作用があります。
シトルリンとは？
シトルリンは、1930年に日本でスイカから発見され、当初は医薬品成分として医学界で研究されていました。
しかし、研究の結果、毒性が低いことがわかり、現在では医薬部外品成分として認可され、様々な製品に使用されています。
シトルリンはアルギニンと同じくアミノ酸の一種で、体内で生成することができる非必須アミノ酸の一種です。
しかし、シトルリンは遊離アミノ酸に分類される特殊なアミノ酸であり、この点でアルギニンとは異なります。
シトルリンは、アルギニンとサポートしながら、一酸化窒素(NO)を血管の中で作り出し、血管が拡張、血の巡りを良くして、体の若返りを引き起こします。
アルギニンとシトルリンは2つあることで、一酸化窒素(NO)を多く作り出す
上の説明で、アルギニン、シトルリンともに、NOを作り出すことが分かったと思います。
ですが、アルギニンとシトルリンは、一緒に摂ったほうが、一酸化窒素(NO)をたくさん作りだせるという事が、実験の結果からもわかっています。
体内に取り込まれるために、シトルリンはアルギニンに変化し、再びシトルリンに戻ります。
このように、シトルリンとアルギニンは互いに変化し合いながら、その役割を担っているのです。
しかし、一酸化窒素や成長ホルモンの効果を発揮するのはアルギニンであり、アルギニンがシトルリンに変化するのは、アルギニンがシトルリンに変化するときだけです。
アルギニンに変わるのなら、シトルリンを摂取する意味はあるのか、と思われる方も多いかもしれません。
しかし、ここがシトルリンとアルギニンの大きなポイントであり、シトルリンの人気の理由でもあるのです。
シトルリンは毒性が低く、副作用がほぼない
シトルリンは一酸化窒素や成長ホルモンに作用して、精力や勃起力に様々な効果をもたらす成分ですが、摂取に伴う副作用やリスクはほぼないと言ってよいでしょう。
ヨーロッパでは医薬品成分として扱われ、少し不安になる方も多いかもしれませんが、日本では健康食品成分として位置づけられ、”国が指定するほどの危険性はなく、比較的安全とされているのです。
実際、日本で認可されて以来、さまざまなサプリメントが販売されていますが、人体への毒性や重篤な副作用は報告されていません。
もちろん、何事も過剰摂取は禁物です。大きな副作用がないとはいえ、飲み過ぎれば何が起こるかわかりません。
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