性に関して色々な情報がありますが、今回は日本で一番感染者が多い性病である、クラミジアについてお話していきたいと思います。
クラミジア
20代の20人に3人はクラミジアと言われています。
クラミジアとは、クラミジアトラコマティスという病原菌に感染する性病です。
性器からの感染と咽頭に感染するものと2種類存在します。
男性の症状
女性に比べると症状はでやすいですが、それでも50%の男性しか症状がでないため、気づきにくいのがクラミジアです。
性器クラミジアの主な症状としては
・白い膿がでる
・排尿時に軽い痛みがある
・ペニスにかゆみがある
・亀頭に赤みがでる
・尿道が熱もったと感じる
咽頭クラミジアの主な症状としては
・のどの痛み
・発熱
感染の確率と潜伏期間
クラミジアは50%で感染(2回に1回は感染)する可能性があります。
潜伏期間に関しては、1~3週間遅い人でも4週間と言われています。
感染経路
基本的に性行為での感染です。
クラミジアは乾燥に弱い為に、粘膜と粘膜の接触また粘膜と体液の接触が必要のため、性行為による感染しかありません。
性行為にはセックスだけでなく口からの感染も考えられます。
※公衆浴場やプールなどによる感染はありません。
だからと言ってパートナーをすぐに疑うことはよくありません。
女性の80%
男性の50%が
クラミジアに気づかないまま何年も生活していることもあるため、必ずしも今のパートナーが原因とは限らないからです。
治療法
医療機関での飲み薬による治療です。
1~2週間程服用すると簡単に治ります。
しかし、症状が重い場合には注射や点滴が必要なときもあるみたいですね。
クラミジアの自然治癒
医学会の医療レポートで、クラミジアの感染者のうち45%が1年で自然治癒、95%の人が4年で自然治癒してた報告されています。
※正確なことはまだ判明していません。
しかし、放置すること男性は尿道炎の危険があります。
重症になってくると、前立腺炎や精巣上体炎といった、不妊症の原因に繋がる恐れもあります。
パートナーも危険になってくる
クラミジアの自然治癒は確実に治るわけというものではなく、1年~4年の長い歳月の間に治る可能性があるというものです。
その間に性交渉(セックスだけでなく口からも感染する)によって、クラミジアが感染する確率は50%もあります。
つまり2回に1回の性交渉で感染するということですね。
パートナーにうつしてしまい、自然治癒した後にまたクラミジアに再度感染なんて可能性もあります。
パートナーのことを思うならば、クラミジアの放置はオススメできるものではありません。
おわりに
クラミジアに感染する人は、比較的に淋病に感染していることも多いです。
さらにクラミジアが進行すると不妊症や前立腺炎になることもあるので、医療機関での早めの治療をオススメしています。
もしも、ちょっと心配だけど医療機関での受診は少し恥ずかしいという方には、自宅でできる性病検査キットもあるのでそちらもオススメしています。