「閉経した後も中出ししたら妊娠するの?」「閉経後はいつから避妊しなくていいのかな?」といったお悩みはありませんか?
実は、生理が止まって1年以内に中出しをした場合、妊娠する可能性があります。
この記事では、閉経後中出ししたときに妊娠する可能性について解説します。
読み終えていただければ、閉経後にいつまで避妊が必要なのかがわかり、望まない妊娠を防ぐことができます。
さらに、閉経が近い40代・50代におすすめの避妊方法もご紹介!ぜひ最後までお読みください。
この記事のポイント
・閉経後の中出しなら妊娠しない?・・・生理が止まって1年以内の場合は妊娠する可能性がある
・閉経が近い40代・50代におすすめの避妊方法・・・コンドームの装着・ミニピルの服用・ミレーナを装着
・閉経後でも避妊が必要な理由・・・閉経後になりやすい膣の炎症や性感染症を防ぐため
スマルナは、最短翌日に自宅に届きます。
閉経とは?

卵巣の機能が消失し、生理が停止したことを言います。最後にきた生理から振り返って、1年以上生理がこない状態が続いたときにはじめて「閉経」と確定します。
日本女性の平均閉経は50歳。
早い人では40代前半、遅い人では50代後半に迎えると言われています。
閉経の時期や迎え方は、個人差が大きいですが、多くの女性が40代前半頃から月経周期が短くなります。
例えば、35日ほどの生理周期だった方も少しずつ短くなり、25日周期になることも。
その後、毎月あった生理が2~3ヶ月、半年に1度と間隔があくようになり、不規則な状態が続く方もいます。
「数カ月生理がこないから閉経した」と感じていた方が、半年ぶりに生理がきたという話も珍しいことではありません。
閉経は、血液検査の女性ホルモンの値で調べることもできます。
「確実に閉経したかどうかを知りたい方」や「子宮を摘出し生理での判定ができない方」は、産婦人科で相談してみましょう。
閉経後の中出しなら妊娠しない!

最後にきた生理から1年を過ぎ、完全に閉経している場合は生理と排卵自体がなくなるので妊娠はしません。
閉経前はエストロゲンとプロゲステロンの分泌が徐々に減少し始め、月経と排卵の頻度が変動します。
そのため、実際は閉経する10年前から妊娠しにくい状態になります。
最終的には月経と排卵が永久に停止し、以降は自然な妊娠はできなくなります。
生理が止まって1年以内の場合は避妊が必要!

生理がこなくなって1年以内の場合、完全に閉経したと確認できるまではコンドームやミニピルなどを利用し避妊しましょう。
なぜなら、自身では「閉経したのでは?」と感じていても、生理の回数が減ったり、一時的に止まったりしているだけの可能性が考えられるからです。
精子の中出しを続けた場合、1年間での自然妊娠率は40代前半で約35%、40代後半で約5%です。
少ないように感じますが、1995年には40歳~44歳の出産数が1.2万人だったのに対して、2018年には約4倍の5.1万人にまで増えています。
また、厚生労働省のデータによると、45~49歳の女性が中絶を選択した割合は46.8%と高いことがわかっています。
閉経は、生理がこなくなって1年経ってはじめて診断されます。
妊娠を望まない場合は、生理がこなくなってから1年間は避妊が大切です。
参照元:厚生労働省
閉経した後は、いつから中出しして良い?避妊は不要?

生理がこなくなって1年以上経ったら、中出ししても妊娠しないため、避妊はしなくても問題ありません。
ただし、閉経後は女性ホルモンが低下し膣内の自浄作用が落ちるため、コンドームの着用をおすすめします!
自浄作用とは、膣の粘膜を潤して、膣内を細菌から守る役割です。
自浄作用が落ちた結果、閉経後は膣内が乾燥しやすく、萎縮して炎症を起こしやすくなります。
実際に、閉経後におりものの異常を感じたり、出血したりする女性は少なくありません。
また、コンドームはHIVなどの性感染症を防ぐためにも非常に大切です。
閉経が近い40代・50代におすすめの避妊方法3選

閉経が近い40代・50代の妊娠の確率は低いですが、中絶率は高い世代です。
生理が減ったり、こなくなったりしても、閉経が確定するまではしっかり避妊する必要があります。
ここでは、閉経が近い40代・50代におすすめの避妊方法を紹介します。
避妊方法
1.コンドームの装着
2.ミニピルの服用
3.ミレーナの装着
それぞれのメリット・デメリットも紹介するので、ぜひチェックしてみましょう!
1. コンドームをつける
コンドームは、HIVやクラミジアなど性感染症を予防できる唯一の避妊具です。
メリット
低価格で手軽に購入でき、性感染症が防げる
デメリット
使い方を間違うとズレたり、破れたりして避妊に失敗する可能性がある
また、男性が主体の避妊方法であるコンドームは、パートナーの理解が必要です。
避妊確率:約85%
金額の目安:約300円~
閉経後は、避妊をする必要はありませんが、性感染症を防ぐためにコンドームの使用をおすすめします。
2. ミニピルを服用する
ミニピルとは、女性ホルモンである「エストロゲン」が配合されていないピルのことを言います。
「ピルは若い世代しか飲めないのでは?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃいますが、ミニピルは40~50代の方も服用できる経口避妊薬です。
一般的に処方されるピルに含まれるエストロゲンは、子宮体がんや卵巣がんを発症しやすくなる原因になると言われています。
そのため、40~50代の方はエストロゲンが含まれているピルは服用できません。
ミニピルには、エストロゲンが含まないため40~50代の方も安心して服用することができます。
メリット
・ミニピルを正しく服用した場合の避妊の効果は99%と、高い効果が得られる
・子宮体がんや卵巣がんのリスクを低下させる効果が期待できる
デメリット
・毎日服用が必要
・副作用がでる場合がある
・性感染症が予防できない
避妊確率:99%以上
金額の目安:1ヶ月約2,500円前後
ミニピルは副作用がでにくいと言われていますが、不正出血や頭痛、吐き気などが現れることも。
「薬が合わない」と感じる方もいらっしゃるので、医師と相談しながら服用することが大切です。
3. ミレーナを装着する
ミレーナとは、子宮内にT字型の器具を入れておく避妊具です。
以前はリング型をしていたことから、避妊リングと呼ばれることも。
ミレーナには、「レボノルゲストレル」という緊急避妊薬としても使われる薬の成分が含まれています。
子宮内膜を薄くして、受精卵の着床を防ぐ効果があるため、99.8%の避妊効果が!
子宮に入れたミレーナから「レボノルゲストレル」が持続的に出る仕組みになっており、高い避妊効果が期待できます。
メリット
・子宮内膜を薄くするため、生理痛など月経困難症にも効果が期待できる
・コンドームのように毎回着用したり、ミニピルのように毎日服用する手間がない
デメリット
・性感染症が予防できない
・金額が高い
・医師による装着・除去が必要
・直接子宮に入れる避妊具であり、出産経験がない方は子宮の出口が狭く入れられない場合も
避妊確率:99%以上
金額の目安:約4万円前後
またミレーナは、直接子宮に入れる避妊具であり、出産経験がない方は子宮の出口が狭く入れられない場合も。
ピルの服用に抵抗がある」「コンドームの協力が得られない」という方に、ミレーナは大変おすすめの避妊方法です。
生理停止から1年以内で中出しした場合はアフターピルを飲もう!

生理が止まって1年以内に中出しした場合は、妊娠する可能性も考えられます。
妊娠を望まない場合は、できるだけ早くアフターピル(緊急避妊薬)を服用しましょう。
アフターピルとは、性交後に正しく服用することで、避妊効果が期待できる内服薬で以下の種類があります。
アフターピルの種類 | 性交後の服用推奨時間 | 避妊率 |
ノルレボ錠 | 72時間(3日以内。5日以内でも効果は落ちるが避妊効果あり。) | 97% |
エラワン錠 | 120時間以内(5日以内。それ以降は医師に相談。) | 約95% |
レボノルゲストレル錠 (ジェネリック医薬品) | 72時間(3日以内) | 97% |
アフターピルに配合されている女性ホルモンを摂取することで、受精卵が子宮内膜へ着床するのを防いだり、排卵を遅らせたりできます。
産婦人科やオンライン診療で1錠9,000円~20,000円程で処方が受けられます。
生理が止まって1年以内に中出しした場合、国内製のピルであれば、72時間以内で産婦人科やオンライン診療を受診し、アフターピルを服用することが大切です。
海外製のアフターピル「エラワン」では120時間以内の服用で95%の避妊効果があるとされています。
性行為から時間がたってしまい、すぐに処方してもらいたい場合は、診療時間内に産婦人科へ受診しましょう。
「受診する時間がない」「仕事が休めない」という方は、オンライン診療がおすすめです!
オンライン診療では、スマホ1つで医師の診察が受けられ、自宅にアフターピルを届けてもらえます。
家事や仕事、子育てに忙しい女性にぴったりですので、ぜひチェックしてみてください。
スマルナは、最短翌日に自宅に届きます。
閉経後の中出しは妊娠しなくてもコンドームを着けよう!

今回は、閉経後に中出しをすると妊娠するかどうかについてご紹介しました。
生理がこなくなって1年以上経った場合は、閉経が確定するため中出ししても妊娠はしません。
生理が止まって1年以内の場合は、生理が止まっているだけの可能性もあるので、必ず避妊を行いましょう。
万が一、閉経前に中出ししてしまった場合は、できるだけ早くアフターピルを服用することが大切です。
また、膣の炎症や性感染症のリスクを考え、閉経後もコンドームの着用をおすすめします。
今回お伝えした40代・50代におすすめの避妊方法を試し、安心して性行為ができるようにしましょう。