「生理が予定日より遅れているのはなぜ?」「もしかして病気?」と不安になっていませんか?
生理が遅れると、妊娠以外にも何か病気なのではないかと心配になることも。
こちらの記事では、生理が遅れる原因をお伝えします。症状を確かめるチェックリストから、万が一病気だった場合の治療方法まで解説していきます。
さらに自分で簡単にできる生理の遅れを改善する対処方法も紹介!
この記事を読めば、生理の遅れによる不安な気持ちを解消できます!生理に振り回されることのない日々を手に入れていきましょう。
記事まとめ
・生理が遅れる原因は?…病気だけではなく生活習慣も大きく関わる!
・生理の遅れ改善方法…ストレス解消や適正体重の維持と共にピルの服用がおすすめ!
・月経周期を整えるには?…低用量ピルの服用でホルモンバランスを整える方法が効果的!
生理予定日から1週間遅れる時は病院へ!
生理に遅れがある時は、まず最初に妊娠を疑いましょう。
また、妊娠以外にもホルモンバランスの乱れや病気が原因の可能性もあります。
生理が遅れている場合に産婦人科を受診するタイミングは、生理予定日から1週間を過ぎたあたりです。
このタイミングであれば妊娠しているかどうか判定可能です。遅くても1週間から2週間以内には、受診するようにしましょう。
もし日頃から生理不順で予定日が読めないという方は、適切な時期にこだわらず、早めに病院に行くようにするのがおすすめです。
妊娠の可能性チェックリスト!妊娠初期症状17選
生理が遅れている場合、最初にチェックしたいのが妊娠の可能性です。
生理が遅れていても避妊している場合は「妊娠の可能性はない」と考えがち。
しかし、避妊を行っていたとしても、100%妊娠していないとは限りません。
1度でも性交を行った場合は、妊娠の可能性がないか調べるようにしましょう。妊娠初期には、下記のような症状が見受けられますので、当てはまる項目がないかチェックしてみてください。
妊娠の可能性チェックリスト!
1.生理予定日から1週間以上経っても生理が来ていない
2.乳房に張りや痛みを感じることがある
3.おりものの量が増えた
4.トイレに行く回数が増えた
5.倦怠感や強い眠気をよく感じる
6.頭痛やめまい、立ちくらみが起こる
7.お腹のハリ、便秘、ガスの溜まりを感じる
8.37℃台の微熱が続いている
9.基礎体温の高温期が17日以上続いている
10.イライラして怒りっぽくなった気がする
11.浮腫みやすくなった
12.元気が出ず、うつのような症状が見られる
13.腰痛が出てきた
14.胃もたれやムカつき(吐き気)を感じる
15.特定の食べ物が食べたくなってしまう
16.食べ物のニオイに敏感になる
17.皮膚に色素沈着やへその周辺に黒い縦線がある
17つの初期症状をお伝えしましたが、もし複数心当たりがあるという方は、妊娠の可能性があります。
性交後2週間以上経っていれば、妊娠検査薬で妊娠の有無を確かめることも可能。
ただし少しでも不安がある場合は妊娠検査薬だけで判断せず、産婦人科を受診し検査を受けるようにしましょう。
妊娠以外の生理が遅れる原因7選
生理が遅れる原因として妊娠の初期症状をお伝えしました。しかし、該当していない方や性交を行っていない場合には、他に病気や生活習慣による原因も考えられます。
生理が遅れる妊娠以外の原因には、下記の7つがあります。
生理が遅れる原因
・月経不順
・原発性無月経
・過剰なストレス
・無理なダイエット
・早期閉経
・甲状腺の病気
・急激な体重増加
ここからは、それぞれの生理が遅れる原因について、詳しく解説していきます。各症状や病気だった場合の治療方法も掲載していますので、チェックしていきましょう。
1. 月経不順が原因|ホルモンバランスの崩れで起こる
生理が遅れる原因として、生理が来なかったり生理周期が不安定になったりする「月経不順」があります。まずは、生理が起こるしくみについて確認していきましょう。
生理が起こるメカニズム
1.卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される
2.子宮内膜(赤ちゃんのベッドとなる部分)が厚くなる
3.排卵が起こり黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が活発化
4.子宮内膜は受精卵が着床できる状態へと成熟
5.着床がない場合卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が低下
6.子宮内膜が剥がれ落ち月経が起こる
生理のしくみには、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が大きく関わっています。月経不順はこの女性ホルモンのバランスが崩れることで、周期の乱れが起こってしまう状態です。
主な症状 | 治療方法 |
・生理が7日以上遅れる ・生理の期間が短い(2日以内) ・生理の期間が長い(8日以上) ・生理周期が24日以下又は39日以上 ・経血量が19ml以下又は141ml以上 |
・ホルモン療法(ピルの服用、ホルモン注射)…月経周期の正常化 ・漢方療法(漢方薬の服用)…ホルモン分泌の活性化 |
生理の正常化を図るためには、周期に大きく関わるホルモンバランスを正常に保つことが大切です。ホルモンバランスが乱れていないかは、以下のチェックリストを行ってみてください。
ホルモンバランスの乱れチェックリスト
・動機、息切れを感じる
・頭痛や吐き気、めまいが起こる
・胃もたれ、下痢や便秘がある
・肩こりや腰痛、冷えを感じる
・肌の敏感さや乾燥を感じる
・ダイエットしても体重が落ちない
・疲れやむくみが出やすくなった
・関節が痛むことがある
・寝つきが悪かったり眠りが浅かったりする
・イライラしたり憂鬱になることがある
複数当てはまるならホルモンバランスが乱れている可能性も!第4章で紹介する対処法で日々の生活習慣を整えていきましょう。
2. 原発性無月経が原因|遺伝的要素によるもの
妊娠中ではないのに生理が遅れる原因には、3ヶ月以上生理が来ない「無月経」が考えられます。無月経は原因によって「原発性無月経」と「続発性無月経」の2種類に分かれます。
原発性無月経
18歳を迎えても一度も生理が来ない状態です。確率は無月経全体の0.3~0.4%。原因としては、遺伝的要素や染色体異常、先天性の生殖器形態異常があります。
続発性無月経
これまで月経があったにも関わらず、月経が3ヶ月以上来ない状態(妊娠中・産褥期(出産後6~8週間)・閉経後を除く)です。無月経の大半は他の病気が原因で起きます。
無月経の状態が長くなればなるほど、回復が難しくなると言われています。原発性無月経は18歳が目安となっています。
15~16歳頃までに初経が来ない場合には、一度産婦人科を受診するのがおすすめです。
主な症状 | 治療方法 |
・15~16歳頃までに初経がない ・3ヶ月以上生理が来ない |
低用量ピルの服用…月経周期の正常化 カウフマン療法…女性ホルモンを周期的に投与し周期の正常化 排卵誘発剤の服用…排卵を促す |
無月経の大半を占める続発性無月経には、さまざまな原因があります。
続発性無月経となる可能性が高い原因をお伝えしますので、該当しないかチェックしておきましょう。
無月経の原因チェックリスト
・過剰なストレス
・神経性食欲不振症(拒食症)
・甲状腺機能亢進症
・高プロラクチン血症
・多胞性卵巣症候群
無月経以外にも不調がある場合は、お早めに産婦人科を受診してください。
3. 過剰なストレスが原因|無月経を引き起こす
生理が遅れる原因には、ストレスが関わっているケースが少なくありません。過剰なストレスは、ホルモンバランスの乱れにも繋がる可能性があります。
ストレスがかかると、ストレスホルモン(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。ストレスホルモンにより女性ホルモン(エストロゲンやプロゲスチン)の産生が抑えられ、ホルモンバランスに乱れが起こるのです。
ここからは、ストレスがある場合に感じやすい自覚症状をお伝えしていきます。当てはまる項目が後半になるほど、ストレス状態が慢性化している可能性も!
ストレス度チェックリスト
・頭が重いと感じる
・目の疲れを感じる
・肩こりや腰痛がある
・寝起きが悪い
・立ちくらみが起こる
・夢を見ることが多い
・風邪症状や微熱が続く
・皮膚湿疹がみられる
・疲れやすく憂鬱な気分が続く
・食欲不振や過食・拒食ぎみ
・興味や喜びを感じにくい
・眠れない日が続く
・考え込み決断ができない
・罪悪感を常に感じる
・集中力がない
・焦りや苛立ちを感じいやすい
・自殺を考えることがある
ストレスチェックで該当項目が多い方は、早急にストレス解消に取り組むのがおすすめ!
ストレス解消方法については、「生理の遅れを改善する対処方法4選」で詳しくお伝えしていますので、併せてチェックしてみてください。
4. 無理なダイエットが原因|女性ホルモンのバランスを乱す
「無理なダイエット」は、生理が遅れる原因になります。
ダイエットによる食事制限で、必要な栄養素が不足した状態が続くと、卵巣機能の働きに影響を与えてしまいます。
脂肪細胞は、エネルギーを蓄えたり、ホルモンバランスを整えたりする働きがあります。適量の体脂肪がないと、ホルモンの分泌機能は正常に働きません。
体重減少により女性ホルモンを分泌する「性腺刺激ホルモン」の分泌や、脂肪細胞から分泌される「レプチン」が低下。その結果、エストロゲンの分泌の低下へも繋がります。
生理に影響を与えてしまう体重の目安としては、BMIが17未満です。下記を参考に自分自身のBMI値をチェックしてみましょう。
BMI値計算方法
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
5. 早発閉経が原因|卵巣機能が完全に停止
生理が遅れている場合、「早発閉経」も考えられます。卵巣の機能が完全に停止し、永久に月経が停止する状態です。
閉経は、過去1年間以上生理が来ないことを言い、多くの方が45~55歳頃に閉経を迎えます。しかし、早発閉経は40歳未満で閉経を迎えます。早発閉経が起こる確率は、以下の通り。
30代1%
年代 | 早発閉経の確率 |
20代 | 0.1% |
早発閉経は無月経患者に起こりやすいとも言われており、無月経患者の場合は10~20人に1人の割合で発症します。
閉経が起こると、妊娠・出産ができないだけではありません。骨密度が低下して骨折しやすくなったり、心臓や血管の動脈硬化など生活習慣病のリスクも高くなります。
主な症状 | 治療方法 |
・月経不順が起き無月経となる ・更年期症状の出現 |
・カウフマン療法…女性ホルモンを周期的に投与し周期の正常化 ・排卵誘発剤の服用…排卵を促す ※有効性を示すエビデンスには乏しい |
早発閉経は、診断後に排卵や月経が起きることもあります。早発閉経となってしまう前に、診察に訪れ早期治療を開始することが大切です。
また、早発閉経の原因は、ほとんどが原因不明となっています。ただし、早発閉経に繋がる可能性がある原因もいくつかありますので、チェックしてみてください。
可能性がある早発閉経の原因をチェック
・卵巣の手術
・抗がん剤治療
・放射線治療
・染色体や遺伝子の異常
・免疫バランスの崩れ
・自己免疫疾患
・喫煙
・ストレス
6. 甲状腺の病気が原因|バセドウ病や橋本病によるもの
生理が遅れているのは、甲状腺の病気の可能性もあります。甲状腺機能亢進症の代表的な病気である「バセドウ病」や甲状腺機能低下症の代表的な「橋本病」です。甲状腺の病気は、20~40歳の女性に多く見られます。
甲状腺機能低下症は、プロラクチン(乳汁を作らせ生理を止める下垂体ホルモン)の分泌を促進。プロラクチンは、授乳期間に分泌されるホルモンで、授乳中に生理が止まるのと同じ状態となります。
甲状腺機能亢進症は、卵巣機能へどのように影響するかは解明されていませんが、月経不順を起こすとされています。
主な症状 | 治療方法 |
・月経不順 ・過少月経(月経量が少ない) ・過多月経(月経量が多い) ・無月経/不妊 |
・バセドウ病…抗甲状腺剤を投与など ・橋本病…薬物治療(甲状腺が大きく腫大した場合) |
甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症には、月経に関する症状以外にもさまざまな症状が見られます。該当しないかそれぞれの項目をチェックしてみてください。
甲状腺機能亢進症チェックリスト
・脈拍が早い
・体重が減少する
・手足が震える
・暑がりで発汗が増える
・眼球が出てくる
・疲れやすい
甲状腺機能低下症チェックリスト
・気力が湧かない
・眼や顔、全身などにむくみがある
・寒がりで汗が出づらい
・体重が増える
・動作が鈍い
・眠気が続く
・疲れやすい
当てはまる症状がある場合は内分泌内科を受診しましょう。
6. 急激な体重増加が原因|排卵機能が低下
前述でお伝えした無理なダイエットだけでなく、急激な体重増加も生理が遅れる原因となります。
BMI値25以上になると、月経異常が起こりやすい傾向に!短期間(3~6ヶ月)に、現在の体重が15~20%以上増加すると、稀発月経(月経周期35日以上)や無月経のリスクも高まります。
肥満で月経異常を起こしている場合は、「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」という疾患に注意が必要です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になる確率は、20人に1人(生殖年齢女性5~8%)。肥満の他に排卵障害が起こり、無月経になることが多い疾患ですが、原因はよくわかっていないのが現状です。
主な症状 | 治療方法 |
・生理不順 ・ニキビができやすい ・多毛(毛が濃い) ・糖尿病 |
・ピルの服用…生理不順の改善/ニキビの改善/子宮体がん予防 ・排卵誘発剤の服用…排卵を促す ※3ヶ月以内に時々でも排卵があれば不要 |
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ではない場合、肥満による月経異常には、肥満を改善することが先決です。肥満を改善すれば、排卵が順調に行われ月経不順の改善にも期待できます。
ただし、急激なダイエットは逆効果になってしまいます。目安としては、2~6ヶ月で5~10%の体重減少を目指しましょう。
7. 更年期が原因|40代以降に多いホルモン不足
生理が遅れているのは、更年期に入った可能性があります。更年期とは、年齢を重ねるほど生理が不規則になった後、完全に止まってしまう状態(閉経)までの期間(45~55歳まで)を言います。
更年期になると卵胞ホルモン(エストロゲン)が低下し、生理周期に変化が起こります。更年期から閉経までの兆候を見てみましょう。
更年期の兆候
1. 規則正しかった月経周期が短くなる(月に2回くる場合もあり)/月経血量は少なくなる
2. 月経周期が乱れ間隔や期間がが短くなったり長くなったりする
3. 月経周期が長くなっていき閉経を迎える
※一般的に1年以上月経がない場合閉経となる
主な症状 | 治療方法 |
・ホットフラッシュ ・冷え ・肩こり/腰痛 ・疲れやすい ・めまい など |
・運動療法 ・漢方療法 ・ホルモン補充療法(エストロゲンを補う) |
更年期の婦人科の異常として、「不正出血」「外陰部のかゆみ」「おりものの異常」なども見受けられます。婦人科の異常は更年期が原因ではなく、婦人科系の病気も考えられますので、婦人科の受診は早めに行いましょう。
また、更年期にはさまざまな症状が現れます。更年期は、更年期症状指数票(SMI)でチェック可能です。症状の度合いに応じた点数を合算してみてください。
症状 | 顔がほてる | 汗をかきやすい | 腰や手足が冷えやすい | 息切れ、動機がする | 寝つきが悪い、眠りが浅い | 怒りやすく、イライラする | くよくよしたり、憂うつになる | 頭痛、めまい、吐き気がよくある | 疲れやすい | 肩こり、腰痛、手足の痛みがある |
強 | 10 | 10 | 14 | 12 | 14 | 12 | 7 | 7 | 7 | 7 |
中 | 6 | 6 | 9 | 8 | 9 | 8 | 5 | 5 | 4 | 5 |
弱 | 3 | 3 | 5 | 4 | 5 | 4 | 3 | 3 | 2 | 3 |
無 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
自己採点評価表
・0~25点…異常なし
・26~50点…食事・運動に注意が必要!
・51点以上…婦人科で更年期の診断を受けるのがおすすめ!
生理の遅れを改善する対処方法4選
「生理が遅れている」と不安に感じている方は必見!自分で簡単にできる対処方法を紹介します。
こちらでご紹介する対処方法4選を参考に改善を目指していきましょう。
生理の遅れを改善する対処方法
1.産婦人科を受診する
2.低用量ピルを服用する
3.ストレス解消をする
4.適正な体重を維持する
1. 産婦人科を受診する
生理が遅れているようであれば、まずは妊娠や病気の可能性を考え、産婦人科を受診しましょう。
さらに病院では、生理の遅れの原因となっている生活習慣を改善する方法も教えてくれるので、月経周期回復の近道にもなります。
生理が1週間以上遅れている場合が受診の目安となりますが、気になることがあれば早めの受診を心がけるようにしましょう。
2. 低用量ピルを服用する
自分で手軽に服用でき、月経不順やホルモンバランスの改善に高い効果が期待できるのが低容量ピル。
低用量ピルは避妊目的だけでなく、生理不順の治療薬としても用いられます。ピルには、エストロゲンとプロゲステロン2つのホルモンが配合されています。
不足したホルモンを補いホルモンバランスを整えることで、月経不順などの生理にまつわるトラブルを改善する効果があります。
3. ストレス解消をする
ストレスホルモンにより女性ホルモンの産生は抑えられ、ホルモンバランスに乱れが起こってしまいます。生理の遅れがある時には、ストレスをため込まないようにリラックスすることが大切です。
ストレスを実際に感じる人もいれば、知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまっている人も少なくありません。
おすすめのストレス解消方法をお伝えしていきますので、日々の生活の中で取り入れやすいものから始めてみましょう!
おすすめのストレス解消方法
・しっかり睡眠をとる
・適度な運動を行う
・誰かに話を聞いてもらう
・ゆっくりお風呂に浸かる
・アロマを使用する
・好きなものを食べる
・エステやマッサージに出かける
・趣味に没頭する
・旅行に出かける
4. 適正な体重を維持する
急激なダイエットや体重増加は、ここまでにご紹介した通り、生理不順の原因になる可能性があります。痩せすぎず太りすぎず、適正体重を維持することが大切です。
適正体重は、BMI値で知ることができます。理想のBMI値は22とされており、160㎝の女性であれば56.3㎏です。
BMIの計算方法を掲載していますので、自分自身のBMI値を確かめ、目指す体重の参考にしてみてください。
BMI値の確認方法
BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
※BMI20~24…問題なし
※BMI25以上…肥満
※BMI18.5以下…低体重
飲酒や性行為は大丈夫?みんなのギモンQ&A3選
「お酒を飲みすぎることが多い…」「性行為の回数が多い!」「睡眠不足が続いている…」と感じていませんか?
生理が遅れると、自分の生活習慣が生理が遅れる原因となっていないか、疑問に思っている方も多くいます。
ここからは、生理が遅れる原因に、飲酒や性行為、睡眠不足が関わるのか詳しくご紹介していきます。
1. 飲酒で生理は遅れる?
飲酒で生理が遅れるとは言い切れませんが、過度の飲酒は女性の体へ影響があります。また、飲みすぎは生活習慣病のリスクも高めるため、注意が必要です。
アルコールは肝臓で分解されますが、エストロゲンも同じく肝臓で代謝されています。過度な飲酒を行うと、肝臓はアルコールの分解で大忙しになるため、エストロゲンの代謝が疎かになりがちです。
月経前になるとエストロゲンの量も増えますので、逆にアルコールの分解にも影響が出て酔いやすく二日酔いにもなりやすい状態に。
飲酒が悪いというわけではありませんが、過度な飲酒は控え「適度な飲酒」を心がけていきましょう。
引用:厚生労働省「アルコール」
上記のように、適度なアルコール量は厚生労働省により定められています。実際にアルコール約20gとは、どのくらいの量なのかをチェックし、飲みすぎに注意していきましょう。
アルコール20gの目安
・ビールで中ビン1本程度(500ml)
・缶チューハイ1缶程度
・ワイングラス1杯
・日本酒1合程度
2. 性行為は生理が遅れる原因になる?
性行為自体が生理を遅らせるとは言えませんが、性行為があったなら、まずは妊娠している可能性を疑いましょう。
特に、生理予定日から1週間程度遅れがある場合は、産婦人科を受診し妊娠の有無を確かめる必要があります。
産婦人科に行く前に手軽に検査したいという時には、「妊娠検査薬」を試してみるのもおすすめ。
ドラックストアで販売されており、価格は500円程度です。妊娠検査薬で正しく判断するためには、性行為後2週間を過ぎてからとなります。
妊娠以外の生理が遅れている原因を早く突き止めたい場合は、産婦人科を利用するようにしてください。
3. 睡眠不足で生理は遅れる?
女性ホルモンの分泌は、脳や神経からの指令でコントロールされています。睡眠不足になると、ホルモン分泌のコントロールが上手くいかずに、ホルモンバランスに乱れが生じる恐れがあります。
そして、ホルモンバランスの乱れは、排卵の異常にも繋がる可能性があり、生理不順を招く原因にもなり得ます。
睡眠不足とならないよう、睡眠のリズムを整えると共に、質の良い睡眠が取れるように心がけていきましょう!
睡眠リズムを整えるのにおすすめの方法は、厚生労働省により「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条~」が示されています。日々の生活の注意点をまとめていますので、参考にしてみてください。
質の良い睡眠のポイント
・適度な運動を取り入れる
・しっかり朝食を食べる
・寝る前の飲酒や喫煙を控える
・寝る前のカフェイン摂取を控える
・寝床に入ってからの携帯電話の使用を控える
・6時間以上8時間未満の睡眠を心がける
・ぬるめの湯温で適度な時間の入浴
・心地よい温度と湿度を保つ
・照明を暗くし音を遮断する など
生理が遅れて良いのは何日まで?日数別Q&A3選
生理の遅れは、何日くらいでしょうか?期間が長くなればなるほど、「何か病気かしら?」と不安は大きくなるものです。
また、生理が遅れているといっても、「5日程度遅れているだけで、産婦人科に行く必要があるの?」と感じる方もいるでしょう。
そこで、こちらでは生理が遅れている日数別に、対処方法をお伝えしていきます。5日、10日、10日以上と解説していきますので、現在の自分の状況と併せてご覧ください。
1. 生理予定日から5日遅れは大丈夫?
生理が遅れているのが4.5日程度であれば、妊娠している可能性はあるものの、検査をしても正確に判定はできません。
市販の妊娠検査薬を試しても、4~5日程度の遅れでは、反応が出ないことも多くあります。
妊娠の可能性を正確に知るためには、生理が遅れて1週間~10日程度を経過してから、産婦人科を受診するのがおすすめ。
ただし、生理の遅れ以外にも体調に異変を感じる場合には、なるべく早く産婦人科を受診するようにしてください。
2. 生理予定日から10日遅れの場合は?
生理が10日も遅れると、「間違いなく妊娠しているのでは?」と考える方も少なくありません。
確かに妊娠している可能性が高いと言えますが、10日程であれば生理不順で、生理が遅れる方もいます。
生理予定日を10日過ぎると、産婦人科で尿検査にて、妊娠の有無を確かめられます。
妊娠検査薬でも妊娠していれば、反応が出る時期ともなりますので、まずは妊娠の有無を確認してみましょう!
3. 生理予定日から10日以上は危険?
生理が10日以上遅れている場合には、速やかに産婦人科を受診するようにしてください。
妊娠の可能性がないかを、確かめる必要があります。また、妊娠ではない場合には、病気の可能性もあります。
3ヶ月以上生理がない場合は、無排卵が疑われます。半年以上生理が遅れるとなると、女性ホルモンの分泌量に問題がある可能性も!
早期治療が必要なケースもありますので、産婦人科での検査を受け、原因を突き止めていきましょう。
生理の遅れや不調に効果が期待できる低用量ピルがおすすめ!
生理が遅れる原因には、妊娠以外にも病気や生活習慣が関わっているケースが少なくありません。
生理の遅れが1週間を経過したら、まずは産婦人科を受診し、妊娠の有無や各検査を受けるようにしていきましょう。
そして、生理の遅れを改善するには、ストレス解消や適正体重の維持など日常生活の改善と共に、低用量ピルの服用がおすすめ!
低用量ピルには、周期に合わせたホルモンが配合されています。ホルモンバランスを整え、月経不順や生理時のイライラ、倦怠感などの不調も改善する効果に期待が持てます。
「産婦人科に行くのが面倒…」という方はオンライン診療の「エ二ピル」がおすすめ!自宅で医師に相談でき、手軽に低用量ピルを処方してもらえます。
生理の遅れを解消し、安定した月経周期で不安のない毎日を目指していきましょう!