「避妊に失敗してしまったかもしれない」そう不安になっていませんか?望んでいないのに妊娠してしまうかもしれないと怖い思いをしているあなたに朗報です。この記事を読めば、避妊に失敗しても妊娠の可能性を下げる方法を知ることができます。そんな方法があるの?と思っているかもしれませんが、きちんと国から認可されている薬を用いた方法です。
また、同じ失敗を繰り返さないように、よくある失敗例や正しい避妊の方法についても併せて説明します。望まない妊娠を防ぐために、この記事を読んで避妊への理解を深めてもらえれば幸いです。
避妊に失敗したらやるべきこと
避妊に失敗したかもしれないと思うと不安になりますが、妊娠の可能性を下げる方法はあります。この方法はできるだけ早く行う方が良いため、落ち込むよりも先に然るべき行動をすることが大切です。
避妊失敗後に妊娠の可能性を下げる方法から、その後避妊に成功したことを知る方法まで一連の流れを解説しますので、まずは正しい知識を得て必要な行動をとりましょう。
72時間以内にアフターピルを飲もう
性交後、避妊に失敗した疑いがあるときには、性交から72時間以内にアフターピルを飲むことで、妊娠の可能性を下げることができます。アフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれ、避妊に失敗したときの緊急避妊法の一つとして利用されている薬です。
アフターピルを内服することによって、妊娠を防ぐことができる可能性は約85%で、内服が早ければ早いほど効果が上がります。避妊に失敗した可能性がある場合には、一刻も早くアフターピルの使用を検討することが必要です。
とは言え、アフターピルは処方薬ですので、近所のドラッグストアなどですぐに入手できるわけではありません。婦人科で処方してもらうことが必要です。
婦人科が遠いとか仕事で時間がとれない、避妊に失敗したことを話すのが恥ずかしいなどの理由で病院にいけない場合は、オンライン診療からアフターピルの処方を受けることをお勧めします。
アプリをダウンロードするだけで自宅で簡単に問診が受けられ、アフターピルを処方してもらうことができます。保険証も不要で、ピルは最短翌日に自宅に届きます。時間的に間に合うようなら是非検討してみてください。
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アフターピルで避妊ができる理由
アフターピルによって避妊ができるのは、主に排卵を抑制する効果によるものです。
そもそも妊娠とは、排卵された卵子に、性交によって射精された精子が出会うことで受精卵ができることから始まります。排卵はおよそ1ヶ月に1回の頻度で起こり、排卵されてからの卵子の寿命は約24時間です。それに対し、精子の寿命は2~3日と長く、性交後も女性の卵管で受精能力のある精子が待機している状態になります。
アフターピルを飲むことで排卵の抑制を期待できるのは、服用からおよそ5~7日間です。排卵が抑えられている5~7日の間に精子の受精能力はなくなってしまうため、受精卵の成立の可能性は大幅に下がります。そのため、アフターピルを服用することで、性交後であっても避妊の効果が期待できるのです。
副作用とリスク
アフターピルを服用すると、一時的に気分が悪くなって吐き気を感じるほか、頭痛や倦怠感、子宮からの不正出血といった副作用が見られることがあります。これらの副作用はアフターピルのホルモンをコントロールする作用によるものです。ただし、副作用を感じる人の割合は少なく、全く副作用を感じないという人も少なくありません。
また、アフターピルのリスクとして、将来的な不妊の原因になるのではないかと不安に思う人も多いです。しかし、アフターピルが不妊の原因になることは確認されておらず、将来的に妊娠を望む場合にも使用することができます。
入手方法
アフターピルは産婦人科や婦人科を受診することで処方してもらうことができます。
病院以外では2019年の7月末からオンラインでの処方も解禁されました。
オンライン診療では、スマホ一つでどこでも医師の診察を受けることができるので、家から一歩も出たくないとき、人に会いたくないようなときでも、診察を受けられます。
医師などのスタッフと直接会ったり、他の患者さんと顔を合わせたりする心配がなく、アフターピルを使っていることが他人にバレる可能性が非常に低いので、安心してアフターピルを購入できます。
産婦人科で妊娠検査をしよう
避妊に失敗してアフターピルを服用した場合、通常服用から3~7日後に少量の出血が起こります。これは「消退出血」と呼ばれるもので、アフターピルによって避妊が成功したサインです。
しかし、消退出血は妊娠初期に起こる微量の出血と区別できないことも少なくありません。Yahoo!知恵袋などのインターネット掲示板でも、避妊が成功したかどうか不安になって意見を求める人が散見されます。一般人には自己判断が難しいこともあるので、不安な場合はアフターピル服用から3週間経過後に産婦人科で妊娠検査を受けるようにしましょう。
原因別の避妊失敗例
避妊に失敗した可能性があるとすぐに気づけたのであれば、アフターピルを処方してもらうことができるので、無条件に不安になる必要はありません。しかし、最も怖いのは避妊に失敗した可能性に気づけないことです。
コンドームを着用していなかったなど明らかな失敗以外にも、勘違いやちょっとしたミスによる失敗例があります。避妊の失敗はどういったときに起こるのかを知り、今後の失敗を未然に防ぎましょう。
コンドームの不備による避妊失敗
避妊の失敗例の中でも特に失敗率が高いのが、コンドームの不備によるものです。コンドームは日本国内において一般的な避妊方法として知られていますが、失敗率は2~15%と言われています。
コンドームを着用していなかった場合やコンドームが破れていた場合はもちろんですが、表裏の間違いや空気が入ることによる使用中の脱落も避妊に失敗する原因です。コンドームは正しい使用方法をしてはじめて、一定の避妊効果が得られることを理解しておく必要があります。
安全日の勘違いによる避妊失敗
排卵日を予測し、妊娠の可能性が低い「安全日」にのみ性交をすることを避妊法として利用している人もいます。卵子の受精能力は排卵から約24時間であるため、遅くとも排卵から2~3日経てば卵子の受精能力が失われていると考えられ、妊娠する可能性が低いという考え方です。
しかし、排卵日は体調やホルモンバランスによって変わることもあります。排卵が遅れたり早くなったりすることは決して珍しくないため、安全日を計算して性交を行うことは確実な避妊法とは言えません。排卵周期を理解しておくことは大切ですが、妊娠の可能性がゼロになる日はないということを覚えておきましょう。
外だし(膣外射精)の勘違いによる避妊失敗
男性が射精するタイミングで性器を女性の膣から外に出し、膣の外側で射精することを膣外射精と言います。膣内で射精をしなければ妊娠しないと思っている人も少なくありませんが、膣外射精は正しい避妊法ではありません。
精子は男性の精液だけでなく、射精前に男性器から分泌されるカウパー腺液にも含まれているためです。実際に、膣外射精で避妊をした場合の失敗率は高く、妊娠率は20%にも上ります。
膣洗浄の勘違いによる避妊失敗
性交後に膣を洗う方法は、避妊方法として全く効果がありません。個人差はありますが、一度の射精に含まれる精子は1~4億にも上ります。また、膣内に出された精子はすぐに子宮へ移動するため、性交後に膣を洗っても数億にもおよぶ精子を全て排出することは不可能です。
また同様に、精子が酸に弱いという特性を利用した、酢での膣洗浄も一切避妊効果はありません。
避妊に失敗しないための3つの方法
避妊に失敗しても妊娠を防ぐ方法があることがわかったとはいえ「失敗してもアフターピルがあるから大丈夫」という考えになってはいけません。重要なことは、正しい避妊の方法を知って、未然に失敗を防ぐということです。ここでは避妊の方法を3つ解説しますので、これからの避妊の方法をパートナーと話し合ってみましょう。
コンドームを正しくつける
日本国内において、コンドームは最も一般的な避妊方法として知られていますが、正しく使用していないことが原因の失敗例は少なくありません。コンドームで避妊をする場合には、正しい使用方法を理解することが重要です。失敗例から学ぶ、コンドーム使用時に特に気を付けるべきことには、下記のようなものが挙げられます。
- 開封時や着用時に、爪や袋の角でコンドームを傷つけないようにする
- コンドームの表裏を確かめる
- コンドーム先端にある精液だめの空気を抜いておく
- 射精するタイミング以外でも、膣に性器を挿入する場合はコンドームを着用する
- 射精後に膣から男性器を抜くときは、コンドームが脱落しないように抑える
コンドームは男性主体の避妊方法ですが、男性にだけ任せるのは怖いものです。女性でもコンドームの使用方法を正しく理解しておく必要があります。
低用量ピルを飲む
経口避妊薬(低用量ピル)を利用した避妊方法は、女性が主体でできる避妊の一つです。毎日服用しなければいけませんが、正しく服用した場合の失敗率は約0.3%と、避妊成功率の面ではコンドームよりも優れています。
経口避妊薬は産婦人科で処方してもらうことができるので、安心して利用できる方法です。また、月経周期を安定させたり、生理痛を軽減させたりするメリットもあります。
子宮内避妊具を使う
女性が主体となって行う避妊方法には、受精や着床を防ぐ小さな器具を子宮内に入れる方法もあります。日本ではあまり知られていませんが、海外での認知度は高く、20%以上の人が避妊方法として利用している国も珍しくありません。
子宮内避妊具は産婦人科で装着してもらうことができ、一度装着すれば2~5年は避妊の効果が続きます。子宮内避妊具の利用による避妊の失敗率は0.2~0.8%と、効果も優れている方法です。
避妊の失敗 まとめ
この記事では、避妊に失敗した場合に妊娠の可能性を下げるアフターピルや、避妊の失敗例、正しい避妊の方法について解説しました。性交後に不安がある場合は、できるだけ早く産婦人科への受診し、アフターピルの服用を検討してください。
また、避妊の失敗例や正しい避妊の方法を知り、パートナーと共有することで、今後の失敗を未然に防ぐことができます。まだ結婚していないカップルや、結婚していても妊娠を望んでいない夫婦は、普段から避妊について理解し、正しく実践することが大切です。
避妊を男性側に任せきりにすると、思わぬ失敗が起こることもありますので、自分の身体を守るためにも、定期的なセックスがある場合は低用量ピルの服用も考えた方が良いでしょう。アフターピルは副作用もあるお薬ですから、毎回飲むのは身体の負担です。
負担の少ない低用量ピルで正しい避妊を行なっていくことが、女性の生活に大きなメリットを生み出します。
さらに、低用量ピルは生理痛の改善やPMSの軽減にも効果的です。最近ではオンライン診療で簡単にピル処方ができるようになり、人気を集めています。
アプリ内で簡単に問診が受けられ、最短で翌日にピルが手元に届きます。低用量ピルは飲み始めてすぐに避妊効果がありますので、デートの日程が決まったら飲み始めるなどの使い方もできます。
累計65万ダウンロードのピル処方専用アプリ、使い始めたら手放せなくなってしまうほど便利です。ぜひあなたの生活にピルを取り入れて、快適さを感じてみてください。