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低用量ピルを飲んでいれば中に出すのはOK?思わぬリスクについて解説します

「低用量ピルを飲んでいると、本当に中に出しても妊娠しないの?」と疑問に思っていませんか?

性交中にコンドームが外れてしまったり、破損してしまったりと、思いがけずトラブルが起こることもあるはず。そんなときでも、ピルを服用している人なら本当に妊娠は阻止できるのでしょうか?

この記事では、低用量ピルを服用している場合に、精液を中に出すことで妊娠やその他のリスクがあるのかについて解説します。「日々薬を飲んでいるのだから中に出すのもOKだろう」と何となく考えているのなら、まずは一度この記事を読んでみてください。ピルについてより正しく知って、自分の身体を守りましょう。

ちなみに低容量ピルは避妊に使えるだけではなく、生理痛やPMSを緩和するなど、生理にまつわる不快症状をやわらげてくれる効果があります。

生理日が近づくとイライラしてしまう、気分が落ち込んでしまうなど、不快な症状がある方は、低容量ピルで生活が劇的に改善されることがあります

避妊以外の低容量ピルの使用方法について知りたい方は、こちらのサイトも参考にしてみてください。オンラインで問診を受け、購入することも可能です。

低用量ピルの避妊率

まずは避妊率から見てみましょう。低用量ピルを服用している人の避妊率は91~99.7%となっています。数値に幅があるのは、正しく使用した場合とそうでない場合の避妊率に差があるためです。毎日決まった時間に忘れることなく飲むという正しい方法で妊娠を阻止できる確率は99.7%で、避妊に失敗するケースは非常に稀だということが分かります。

避妊のメジャーな方法であるコンドームでの避妊率は、極めて理想的な方法で使用した場合でも98%、そうでない場合は82%です。避妊の成功率で見ると低用量ピルは非常に信頼でき、うっかりセックスで中に出してしまっても妊娠について不安になる必要はないと言えるでしょう。

低用量ピルは飲み始めてからどれくらいで避妊効果が現れる?

低用量ピルを用いていつから避妊効果が発生するのかは、薬の種類によって異なることに気を付けなければいけません。まず、ピルは服薬を開始する日によって大きく2つに分けられます。

  • Day1スタートピル…生理初日を1日目として飲み始める
  • サンデースタートピル…生理が始まってから最初の日曜日を1日目として飲み始める

日本で一般的に処方されているピルにはDay1スタートの薬が多い中、シンフェーズという薬がサンデースタートとして広く知られている薬です。また、偽薬を飲む期間を調整することで、シンフェーズ以外の薬でも日曜日から開始できるように指導してくれるクリニックもあります。サンデースタートのピルは週末に生理が重ならないようにできるメリットがあり、週末にレジャーなどを楽しみたい女性に人気です。

この2種類の薬のうち、生理開始日から服用開始するDay1スタートピルの場合は、初日からすぐに避妊効果があります。しかし、サンデースタートピルは、約1週間しなければ十分な効果を得ることができません。サンデースタートピルを使うという場合は、最初の1週間は必ず他の避妊方法を併せて利用するようにしてください。

飲み忘れた場合の避妊効果はある?

低用量ピルを服用する上で大切なことは、決められた薬を毎日同じ時間にきちんと飲むということです。しかし、アラームをセットしたり薬を目に付くところに置いたりと出来る限り気を付けていても、ときにはうっかり薬を飲み忘れることは誰にでもあることです。正しく対処を行えば問題ありません。

ここでは、薬を飲み忘れてしまっても効果はあるのかという疑問についてや、万が一飲み損ねてしまったときの対処法を説明します。

偽薬を飲み忘れた

低用量ピルの多くは、21日間の薬の服薬と7日間の休薬を1周期として繰り返し服用するものです。しかし、最近では7日間の休薬の代わりに、7日間偽薬(プラセボ錠)を飲む28錠タイプの薬も定番となっています。28錠入りの薬を使用していて、偽薬を飲み忘れることも考えられるでしょう。

偽薬の服薬を忘れたケースでは、薬の効果が薄れることは全くありません。偽薬はあくまでも毎日服薬する習慣をつけるためのもので、偽薬自体に有効成分は入っていないからです。このケースでは、飲まなかった薬は破棄して構いません。また翌日からいつも通り1錠ずつ服用しましょう。

1~2錠飲み忘れた

偽薬以外の薬を飲み忘れてしまったケースでも、1~2回分であればあまり慌てる必要はありません。1~2回分の薬を飲み忘れた場合は、判明した時点でまずは1錠を服薬してください。その後は通常のペースに戻って1日1錠ずつ飲みましょう。

特に、1回のみ飲み損ねたケースでは、効果が著しく低下することはないとされています。ただし、2回続けて飲み損ねてしまったときには、服薬を再開して連続7日(偽薬期間を除く)経過するまで、念のためにコンドームなど別の避妊方法を併せて使用するようにしてください。

3錠以上飲み忘れた

ピルを3回以上連続して飲み損ねたときには、薬の効果を十分に得られない可能性が高いため気を付けなければなりません。

もし3回続けて飲み忘れたのが低用量ピルの服用周期3週目だった場合、判明した時点で1錠を飲み、その後いつも通り1日1錠服薬します。ただし、3週目が終了したら休薬または偽薬服用期間を挟まず、すぐに新たなシートの薬を1日目から飲み始めてください。

3回以上連続して飲み忘れたケースで特に注意しなければならないのは、1~2週目に飲み損ねたときです。もちろん、この時期に性交渉がなかったのであれば、妊娠の心配をする必要はありません。しかし、万が一無防備な性交をしてしまったのであれば、妊娠の可能性を考える必要があります。避妊失敗の可能性が考えられるこのケースでは、アフターピルの服用が有効です。

無防備なセックスをしてしまった後に使用する緊急避妊薬のアフターピルに関しては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、アフターピルをお探しならぜひ読んでみてください。

ちなみに、アフターピルはセックスの後、72時間以内に飲むことで70~80%の避妊効果が期待できるものです。

この時使われるのは「中用量ピル」と言われるもので、排卵を抑制する働きと、受精卵の着床を防ぐ効果があります。

アフターピルとして低容量ピルを使っても効果が期待できないのでやめましょう。

アフターピルは早く飲めば飲むほど効果があがります。避妊に失敗してしまった時は、すみやかにアフターピルを飲みましょう。

避妊に失敗したことを婦人科で話すのは恥ずかしいという方は、オンラインのアフターピル処方がオススメです。

問診からピル処方までアプリ内で完了します。ピルは最短で翌日に手元に届くので、すぐに飲むことができます。

ピルで避妊は防げても、感染症は防げない

低用量ピルを飲み忘れなくきちんと服用すれば、高い避妊効果を得られるということが分かりましたが、だからといって安易に無防備なセックスをしても良いというわけではありません。ピルには妊娠を防ぐ効果こそあるものの、性感染症を防ぐ効果はないためです。

セックスをすることでリスクのある性感染症には、下記のようなものが挙げられます。

  • エイズ
  • 性器ヘルペス感染症
  • 梅毒
  • 性器クラミジア感染症
  • 尖圭コンジローマ
  • 淋菌感染症
  • アメーバ症
  • A型肝炎

何となく「自分はかからないだろう」と思っている人も少なくないかもしれませんが、たった1回のセックスで感染することもあり、決して感染リスクの低い病気ではありません。何よりも怖いのは、不妊の原因になったり、子宮がんなど他の病気の原因となったりするものもあるという点です。また、中には現代医療でも治療法が確立されておらず、1度感染したらずっと付き合っていくことになる病気も存在します。

もちろん、これらの病気は既に感染している人からしかうつることはありません。そのため、あなたとパートナーがこれらの感染症にかかっておらず、他の人とは一切セックスをしないという状況であれば、特に懸念する必要もないでしょう。しかし、そうでない場合は性感染症の感染を考え、予防策をとる必要があります。

これらの性感染症は性器同士、また性器と口などの接触によってかかります。ピルをきちんと飲んでいるからといって、安易に精液を中に出す行為には注意してください。コンドームは日本で最も主流な避妊方法として知られていますが、男性器を覆うため感染症の予防にも有効です。毎日ピルを飲んでいる人も、性感染症予防の観点からコンドームを併せて使うことをおすすめします。

安心してセックスするならピルとコンドームの併用がおすすめ

この記事では、「低用量ピルを使用していたら中に出すのもOKなのか」という疑問について説明しました。低用量ピルはきちんと使用した場合の避妊率が極めて高いため、うっかり中に出してしまっても妊娠を心配する必要はありません。

しかし、性感染症予防の効果はないため、コンドームを用いない無防備なセックスを繰り返すことで性感染症のリスクは上がります。反対に、コンドームだけでは避妊失敗率が決して低くないため、避妊の観点ではやはりピルの使用が安心です。

男性まかせの避妊から、自分で避妊するスタイルへと変更すれば、セックスもより主体的に楽しめます

また、低容量ピルは、PMSの緩和や子宮内膜症の予防、生理のコントロールなど、女性の生活を改善・サポートしてくれる心強い味方です。

一度使い始めたら、手放せなくなる女性が多いんですよ。あなたも、低容量ピルを使って、セックスも生活も、劇的に改善してみませんか。

婦人科でピルを処方してもらうのが恥ずかしいなら、オンラインでの処方も可能です。

オンラインで問診からピル処方までワンストップで利用できます(ピル処方には料金がかかります)。

ピルの使い方や生理の悩み相談など、アフターサービスも充実しているのでオススメですよ。

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