「中用量ピルって何?低用量ピルと何が違うの?」あなたは今、そうお考えではありませんか?ピルの種類によって効果に違いがあるのであれば、より自分の目的や症状に合ったピルを選びたいですよね。
そこで今回は中用量ピルの効果や副作用、種類について解説していきます。低用量ピルとの違いや飲み方、購入先についても解説しますので、中用量ピルを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
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中用量ピルとは
中用量ピルとは、生理痛やPMS、生理不順などの月経トラブルの改善や望まない妊娠を防ぐ避妊目的で用いられる薬です。
低用量ピルが認可されるまでは中用量ピルが一般的なピルとして使用されていましたが、低用量ピルの認可後は低用量ピルが主流となっています。
効果
中用量ピルには、大きく分けて以下の効果があります。
- 月経移動(生理日のコントロール)
- 緊急避妊(アフターピルとして)
「旅行や試験、会議など大事なイベントのときに生理になるのは避けたい」など、生理日を移動させたい場合には主に中用量ピルが用いられます。またアフターピル(緊急避妊薬)としての効果は低用量ピルよりも高く、72時間以内の服用で80%以上の避妊効果が期待できます。
中用量ピルも低用量ピルも、正確な方法で服用することでコンドームやペッサリー(子宮の入り口にゴム状のキャップを装着する避妊具)よりも高い避妊効果を得られるのが特徴です。
副作用
中用量ピルの主な副作用は以下の通りです。
- 吐き気
- 嘔吐
- 食欲不振
- 頭痛
- 腰痛
- 肩こり
- 不正出血
- 乳房の張りや痛み
- 浮腫み
- 湿疹・発疹
- 便秘・下痢
低用量ピルとの違い
中用量ピルと低用量ピルの違いは、女性ホルモンであるエストロゲンの含有量です。
その名の通り中用量ピルの方が低用量ピルよりもホルモン量が多く含まれており、中用量ピルが50μg以上、低用量ピルが30~50μg未満のものとなっています。中用量ピルの方が成分が強く効果が高い分、副作用も強く出る傾向にあるのが特徴です。一方で効果が強いことから、低用量ピルに比べて飲み忘れによる影響が少ないことはメリットと言えるでしょう。
中用量ピルの種類と値段一覧
中用量ピルの種類と値段一覧は以下の通りです。
アフターピル | ノルレボ錠1.5mg | 16,000円 |
ノルレボ日本製ジェネリック | 9,000円 | |
ノルレボ海外製ジェネリック | 5,000円 | |
エラ(※120時間以内の内服でOK) | 12,000円 | |
月経移動ピル | プラノバール配合錠 | 4,000円 |
中用量ピルの飲み方
中用量ピルの飲み方は、ピル服用の目的によって異なります。アフターピル(緊急避妊薬)の場合と、月経移動ピルとしての場合の中用量ピルの飲み方は以下の通りです。
アフターピルの場合
中用量ピルをアフターピル(緊急避妊薬)として使用する場合には、ヤッペ(Yazpe)法という服用方法で行います。ヤッペ法では中用量ピルであるプラノバールなどが用いられ、以下の流れで服用します。
- 性交後72時間以内に中用量ピルを2錠を1回服用
- 1の12時間後に再度2錠を1回服用
副作用として吐き気が起こりやすいため、吐き気止めと一緒に服用するのが良いでしょう。
月経移動(生理日コントロール)ピルの場合
中用量ピルを月経移動ピルとして使用する場合には、以下の方法で服用します。
生理日 | 服用方法 |
早める | 生理7日目までに服用を開始し、生理希望日の3日前に服用を中止 ※最低でも10日間程度の服用が必要、また服用錠数が少ないと次回生理が通常時期に戻ることがある |
遅らせる | 生理予定日の5日前までに服用を開始、服用中止後3日前後で生理開始 |
一般的に生理日を早める場合には低用量ピルor中用量ピル、生理日を遅らせる場合には中用量ピルが用いられます。
中用量ピルに関してよくある問合せ
中用量ピルに関する問い合わせの中でも、特に多く寄せられる疑問にお答えしていきます。
月経移動ピルを飲み忘れたらどうしたらいいの?
飲み忘れが発覚した後、24時間以内に既定の量を服用すれば問題ありません。翌日以降は通常通り服用してください。月経移動ピルは24時間ごとに服用する薬で、毎日同じ時間に服用することが大切です。薬を飲む時間帯に指定はないため、ご自分の好きな時間帯に服用して問題ありません。
中用量ピルから低用量ピルに変更できる?
中用量ピルから低用量ピルへの変更は可能です。ただし避妊効果を保つため、移行時には休薬期間を設けずに服用を開始しましょう。中用量ピルから低用量ピルに変えると、薬の排卵を抑制する作用が一時的に低下して避妊効果が落ちやすくなることから、できるだけ休薬期間を空けないことが望ましいとされています。
中用量ピルは通販で買って大丈夫?
通販で中用量ピルを購入することはおすすめできません。その理由としては、以下の点が挙げられます。
- 通販で出回っている中用量ピルのほとんどは個人輸入によるもので、営業目的の医薬品の個人輸入を規制する医薬品医療機器等法に違反している可能性がある
- ホルモン配合量が不明、他の薬物が混入していたなど偽物の可能性がある
- 頼んだものとは違う薬が送られてくるケースがある
安全かどうか分からない薬を服用することは大変危険ですし、実際に通販でピルを購入し服用した結果、強い副作用に苦しんだというケースも見られます。
通販で販売されている中用量ピルの中でも価格が安すぎるものは特に危険ですので、購入は控えましょう。目安としては、1シート2,000円以下のものは偽物である可能性を疑うべきと言えます。
中用量ピル まとめ
この記事では、中用量ピルの効果や副作用と種類について解説しました。中用量ピルは通販サイトでも購入できますが、違法に販売されているものや偽物である可能性があるためおすすめできません。病院に行って処方してもらうことに抵抗を感じている方もいるかとは思いますが、現在はオンライン診療によって来院することなくピルを処方してもらうことができます。
中用量ピルを使用する際には、オンラインまたは病院で医師の診察を受けた上で安全安心な薬を購入しましょう。
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