「ピルを服用していても妊娠する可能性はあるのかな」
あなたは今、そうお考えではありませんか?
ピルには避妊効果があるとされていますが、100%ではないため不安に感じている方もいるでしょう。
そんなあなたに朗報です。
「ピルは正しく服用することで妊娠する確率を限りなくゼロに近づけられる薬です」
この記事では、ピルの服用が妊娠に与える影響について詳しく解説していきます。安心してピルを服用できるよう、ぜひこの記事の情報を参考にしてください。
- ピルを服用したときの妊娠率
- ピルを飲み忘れたときの妊娠率と対処法
- 妊娠中のピルの使用法
- ピルが将来の妊娠に与える影響
ピルの種類
ピルには、大きく分けて「低用量ピル」と「アフターピル」の2種類があります。
2つのピルはそれぞれ効果や用途に異なる部分があるため、まずは両者の違いを見ていきましょう。
低用量ピル
低用量ピル(経口避妊薬)は、避妊のほか生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)、子宮内膜症などの改善を目的に使用される治療薬です。
毎日一回の服用と定められた休薬期間を守ることで、約98%の高い避妊効果を得られます。
低用量ピルは最も高い避妊効果と安全性を持つ治療薬として、現在多くの女性に使用されています。
また、こちらの記事では主に低用量ピルの事例について解説しています。
アフターピル
アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊せずに行った性交後に緊急的に服用するピルです。
最後の避妊手段とされ、早く服用すればするほど高い避妊効果が得られます。
服用までの時間に対する避妊率は以下の通りです。
服用までの時間 | 避妊率 |
24時間 | 99% |
48時間 | 98% |
72時間 | 97% |
このように、アフターピルの避妊効果はかなり高いと言えます。
避妊に失敗してしまった時、大丈夫だろうと放置してしまったり、諦めてしまったりしてしまうのはよくありません。
妊娠してから対処することは、女性にとって精神的にも身体的にも大きな負担になります。
妊娠を望まないのであれば、アフターピルをすみやかに処方してもらいましょう。
アフターピルはドラッグストアで気軽に購入できるものではありませんが、最近ではオンラインでの処方が認可され、簡単に入手できるようになりました。
保険証などの提示も不要で、医師の問診から処方まであっという間に完了します。処方されたピルは最短で翌日には自宅に届くので、すぐに申し込めば十分に避妊できます。
低用量ピルを服用すると妊娠率はどれくらい下がる?
低用量ピルは定められた用法用量に則って毎日きちんと服用することで、0.1%(1年間ピルの服用を続けた1,000人の女性のうち一人)まで妊娠率を下げられます。
ただし飲み忘れてしまった場合妊娠率は約5%まで上がり、飲み忘れたピルの錠数が増えれば増えるほど妊娠率も上がるとされているため注意が必要です。
元の妊娠率に戻すには、飲み忘れたピルの錠数(=日数)に応じた対処方法を取らなければいけません。
飲み忘れたピルの錠数別の対処方法は、以下の通りです。
飲み忘れた錠数(日数) | 対処方法 | 元の妊娠率に戻るまでの期間 |
1錠
(1日分) |
気づいた時点で1錠を服用し、残りは通常通りの時間帯に服用
飲み忘れに気づいた時間がいつもピルを服用する時間帯だった場合にはまとめて2錠服用 |
即日
※ただしすでに同じ周期に飲み忘れがあった、前の周期の最終実薬週に飲み忘れがあった場合には緊急避妊の検討が必要 |
2錠
(2日分) |
気づいたらなるべく早く2錠をまとめて服用し、残りは通常通りに服用 | 7日間 |
3錠
(3日分) |
今週期のシートは廃棄し、次のシートへ移る | 7日間 |
低用量ピルを飲んでいると妊娠に気づかない?
低用量ピルの服用中に妊娠検査薬を利用すると判定に影響があるといわれているようですが、実際にはピルの服用が検査の判定に影響を与えることはありません。
ただしピルの服用を中止してすぐの頃は、まだ生理周期が整っておらず不規則なため、正確な判定が出ないことがあります。
そのため、妊娠検査薬の利用はピルの服用を中止してから3周期もしくは3か月程度経過してから行うのが望ましいでしょう。
妊娠中に低用量ピルを服用しても大丈夫?
妊娠中のピルの服用は控えましょう。
現段階では妊娠中における低用量ピルの服用が胎児の奇形率に影響を与えたという報告はありませんが、もともとこれまで妊婦に対する低用量ピルの安全性を担保するための臨床試験自体が行われておらず、妊娠中のピルの服用はその安全性がまだ確立されていない状況です。
安全性が証明されていない現在の状況での服用は危険であるため、妊娠が判明した時点でただちにピルの服用を中止するべきでしょう。
また授乳中のピルの服用は、母乳の量や質の低下を招くことやピルに含まれる成分が母乳に移行することがデータとして報告されているため、服用しないことが望ましいとされています。
ピルは服用すると将来妊娠出来なくなる?
「ピルを服用すると将来妊娠できなくなるのでは?」と思っている女性の方は多いかもしれませんが、心配は無用です。
低用量ピルの服用を中止した後の妊娠率はピルを服用していない女性とほぼ同等で変わりはありません。
またピルの服用を中止した後約80%の女性が35日以内に、99%の女性が半年以内に月経が通常通りに回復しているというデータもあります。
ピルの服用中止後3か月以内に約85%の女性が、基礎体温表において二相の排卵曲線を描くようになっているとされるデータもあり、この頃にはすでに妊娠できる状態にあることは明らかです。
低用量ピルを飲んでいたら生理がこなくなることがあるのは本当?
「ピルを服用していて休薬期間に入っているのに生理が来なくなってしまった」という場合には、一度医師の診察を受けましょう。
ピル服用中の休薬期間に生理(=消退出血)が来ない方は全体の1%未満とされていて、2周期にかけて消退出血がなかった場合には妊娠している可能性があります。
生理が来ない場合でもピルの服用を続けることは問題ありませんが、必要に応じて医師の検査を受けるのが望ましいでしょう。
まとめ
ピルを服用してても妊娠する?
- 正しくピルを服用すれば妊娠率は0.1%まで下がる。
- ピルを飲み忘れた場合の妊娠率は5%。
- 妊娠中はピルを控えるのが無難。
- ピルが将来の妊娠に悪影響を与えることはない。
この記事では、ピルの服用が妊娠に与える影響について解説しました。
ピルは決められた服用方法と錠数を正しく守っていれば妊娠率を限りなく低く抑えることが可能ですが、不安を感じている方は医師に相談することをおすすめします。
最近ではオンライン診療の普及が進んでいて、来院することなく医師の診察を受けることが可能です。
ピルの購入を検討している方は、医師に相談してご自身の中の不安をきれいに払しょくした上で安心してピルの服用を始めましょう。
例えば、オンライン診療で人気を集めている「スマルナ」は、多くの女性から注目されています。
低用量ピル、アフターピル、中用量ピルなど、様々なピルの処方が可能です。
オンライン診療内で医師の問診を受けることができるので、あなたにぴったりのピルを処方してもらえるのも安心ポイントです。
これからピルを使ってみようかな、と思っている方に、ぜひ使ってみてほしいのがスマルナです。処方されたピルは最短で翌日には自宅に届くので、使いたい時にすぐに利用できるのも便利です。