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「生理前になると気持ちが不安定になるけどPMDDだから?」「PMDDの原因や症状を知りたい!」このような悩みをお持ちではないですか? 実はPMDD(月経前不快気分障害)とは、月経前に起こるうつ病の一種であり、効果的な薬やセルフケアにより症状を改善することができます! ですので、つらい症状が続いているときは我慢せずに治療を受けることが大切です! ここでは、PMDDの原因や症状、治療方法についてくわしく解説していくので、つらい症状を解消する方法が見つかります。
さらに、PMDDの症状チェックリストやPMS(月経前症候群)との違いも紹介するので、自分がPMDDなのかどうか調べることができますよ!
この記事でわかること
・PMDDの原因・・・不明な点も多いが、セロトニンの減少やストレスを和らげる物質GAVAの減少といわれている。
・PMDDとPMSの違い・・・PMDDのほうがPMSに比べると症状が出ている時期が長く、精神症状が強くでる。PMSは精神よりも身体の症状が強いのが特徴。
・PMDDの症状・・・強い精神症状(イライラ・気分が落ち込む・集中力の低下)が特徴。
・PMDDの治療方法・・・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や低用量ピルの服用で改善が見込める。
PMDD(月経前不快気分障害)とは月経前に起こるうつ病の一種
うつ病の一種とされており、産婦人科のほか、精神科や心療内科で治療する必要があるケースも多いです。
ただし、一般的なうつ病と異なり、症状が現れる時期が生理前と限定的であることが多いのが特徴とされています。
PMDDである場合、月経の1週間~10日前から、イライラや不安といった精神的な症状が現れ、月経直前まで続きます。
また、PMDDが発症する割合は、月経が始まっている女性の1.8~5.8%、いると言われています。
以下の動画でもPMDDについて詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
PMDD(月経前不快気分障害)の原因2選
PMDD(月経前不快気分障害)の原因は複数ありますが、不明な点も多く明確な原因はわかってません。
PMDDの原因とされているもの
・セロトニンの減少 ・GAVAの減少
ここでは、PMDDの原因とされているものと、それぞれのメカニズムについて詳しく解説していきます。
1. 精神を安定させる「セロトニン」の減少
PMDDの原因のひとつとして、「セロトニンの減少」が関与していると言われています。
月経が近づくと女性ホルモンが減少しますが、セロトニンも一緒に減少します。
セロトニンの役割
・緊張した時や興奮した時に活発になる「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」が過剰になり、暴走しないよう抑える働きがある。
・心を落ち着かせる・安心感をもたらす働き。
上記のように、セロトニンは、精神を安定させる働きがあります。
2. 緊張や不安を和らげる「GAVA(ギャバ)」の減少
もうひとつの原因は「黄体ホルモン(エストロゲン)が減ったことによるGAVAの減少」と言われています。
黄体ホルモン(エストロゲン)の減少は、「GABA(ギャバ)」という物質にも影響を与えます。
GAVAの効果は以下の通りです。
GAVAの効果とは
・緊張や不安を和らげる ・ストレスを軽減する ・血圧の上昇を抑える ・睡眠の質を整える など
GABAはもともと体内で十分な量が作られている物質ですが、エストロゲンが不足することでGABAが不足気味に。
PMS(月経前症候群)とPMDDの違いは?
PMS(月経前症候群)は耳にする方も多いですが、PMDD(月経前不快気分障害)については詳しく知らない方もいると思います。
PMSとPMDDは似ている点もありますが、その中でも大きく違う点は、出現時期と症状の違いです。
PMDDは、PMSよりも出現時期が早く、苦痛を伴う期間が長いのが特徴です。
また、PMSと比べると、強い精神症状のため感情をコントロールすることが難しく、日常生活・人間関係において悩む人も。
PMSとPMDDの違いについて以下の表にまとめました。
PMS(月経前症候群) | PMDD(月経前不快気分障害) | |
出現時期 | 生理の始まる3~10日前から体と心に症状が出はじめる | 生理が始まる1週間~10日以上前から症状が出ることもある |
身体症状 | 頭痛・下腹部痛・むくみ・肌荒れなど | 頭痛・下腹部痛・腰痛・肩こりなど |
精神症状 | 抑うつ・イライラ・不安感など | 抑うつ・イライラ・不安感・集中力低下など |
治療方法 | 低用量ピル・プレフェミンの服用・漢方薬・生活習慣の見直しなど | 抗うつ薬の服用・低用量ピル・漢方薬・生活習慣の見直しなど |
「PMSとPMDDどっちも当てはまる気がする…」と判断に迷った場合は、産婦人科や精神科・心療内科で相談してみましょう。
PMDD(月経前不快気分障害)の症状チェックリスト11選
PMDD(月経前不快気分障害)になると、具体的にはどのような症状が出てくるのかを紹介していきます。
身体面と精神面、あわせて11項目あるので、ぜひチェックしてみてください!
PMDDの症状チェックリスト
・気持ちが不安定になる ・イライラする ・気分が落ち込む ・不安な気持ちになる ・やる気がなくなる ・集中力の低下 ・体がだるくなる ・食欲の変化 ・睡眠障害 ・コントロールできないという感覚 ・身体的な変化
ひとつずつ詳しく解説していきます。
1. 気持ちが不安定になる
PMDD(月経前不快気分障害)は、精神的な症状が強く現れます。
上記のような症状が出てきます。
生理前に気持ちが不安定な状態が長く続く場合は、PMDDの症状である可能性があります。
2. イライラする
生理前に起こりやすいイライラは、PMDD(月経前不快気分障害)の症状のひとつでもあります。
PMSや普段のイライラと違う点は、対人関係でトラブルになるレベルかどうかです。
このような症状があり、生活や仕事で支障が出てしまっている方は、要注意です。
3. 気分が落ち込む
鬱っぽく、気分が落ち込んでしまうことも、PMDD(月経前不快気分障害)の症状である可能性があります。
このように、急に気持ちが落ち込んでしまうことや、自分を責める傾向に陥ります。
4. 不安な気持ちになる
普段よりも不安や緊張感が強いことも、PMDD(月経前不快気分障害)の症状である可能性があります。
中には、不安や緊張が強いあまりに、パニック発作を起こす人も。
当てはまる方は、婦人科や精神科・心療内科へ受診することをおすすめします。
5. やる気がなくなる
気持ちが落ち着かなくなる人もいますが、中には「何もやる気がなくなってしまう」といった症状が出る人もいます。
普段楽しく活動していたものに関しても、興味がなくなるのが特徴です。
6. 集中力の低下
やる気がなくなるのと同時に、集中力が低下してしまうこともPMDD(月経前不快気分障害)の症状のひとつです。
このように、「何もしたくない」「落ち着かない」といった症状が現れるため、ひとつのことに集中しづらくなります。
7. 体がだるくなる
普段と比べると体がだるく、疲れやすいこともPMDD(月経前不快気分障害)の症状として現れます。
家族やパートナーなど、周囲の人に「さぼっている」と思われてしまうこともあります。
周囲に理解してもらうことも、PMDDの治療には必要不可欠なことのひとつです。
8. 食欲の変化
PMS同様、食欲の変化が生じることもPMDD(月経前不快気分障害)の特徴のひとつです。
以下のような症状が現れます。
バランスの良い食事を心がけたり、1回量を少なくして分割して食べるといった工夫をすることがおすすめです。
9. 睡眠障害
PMDD(月経前不快気分障害)では、以下のような睡眠障害が出ることもあります。
・寝すぎてしまう
・日中異常に眠くなる
不安や緊張から、質の良い睡眠が得られない状態となります。
生活リズムを整えたり、リラックスできる空間を作るといったセルフケアを取り入れることが良いでしょう。
10. コントロールできないという感覚
PMDD(月経前不快気分障害)では、普段穏やかな人が突然泣く・怒るなど、精神がアンバランスな状態となります。
自分の感情をコントロールすることができないため、対人関係においてトラブルが起こることも。
・感情に振り回されている感じがする
・感情のコントロールができない
・周囲の人間にきつく当たてしまう
このような症状が現れます。
PMDDを抱えている本人も、自分を見失う感覚があるため、周囲の理解と協力が必要となってきます。
11. 身体的な変化
精神的な症状が目立つPMDD(月経前不快気分障害)ですが、身体的な変化も現れます。
PMDDで起こる身体的な変化
・むくみ ・頭痛 ・下腹部痛 ・便秘 ・乳房の圧痛や腫れ ・関節痛や筋肉痛 ・体重増加
PMSの症状と似ているため、精神面とあわせてチェックしていくことが重要です。
PMDD(月経前不快気分障害)の効果的な対処方法3選
ここからは産婦人科や精神科・心療内科で受けられるPMDD(月経前不快気分障害)の効果的な治療について解説します。
PMDD(月経前不快気分障害)は、うつ病の一種として治療されます。
精神面でつらい症状が強く出ている場合は、精神科や心療内科の受診がおすすめです。
ここでは、PMDDの効果的な対処法について紹介していきます。
PMDDの治療
・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の服用
・低用量ピルの服用
・漢方薬の服用 ・痛み止めなどによる対症療法
・セルフケアによる生活習慣の見直し
それぞれの内容や効果について具体的に解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
1. SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の服用
PMDD(月経前不快気分障害)は、発生する原因がまだはっきりとしていない部分も多い病気です。
しかし、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、高い効果が期待できる薬です。
PMDDにおけるSSRIの効果
・セロトニンを正常に近い状態に調節する効果 ・アロプレグナノロン(ALLO)を高める効果
PMDDの原因のひとつとして、セロトニンの減少について述べました。
PMDDやうつ病を抱えている方は、神経間のセロトニンの量が少ない状態となっています。
SSRIでは、セロトニン系だけに作用して、セロトニンを正常に近い状態に調節する効果が期待できます。
セロトニン減少がSSRIの原因であった場合は、効果が実感できるまでには、2~4週間程度必要です。
しかし、SSRIのもうひとつの効果である「アロプレグナノロン(ALLO)を高める」ことに関しては、即効性があります。
服薬した約8割の方で、投与開始から1~3日以内に症状の軽減を感じることができます。
アロプレグナノロンを高めることにより、緊張や不安を和らげる「GAVA」に働きかける効果が期待できるためです。
SSRIは、効果を期待できる薬ですが、以下の注意点もあります。
SSRI服用時の注意点
・継続して飲むことで最大の効果が得られる ・吐き気や頭痛といった副作用がある
メリット・デメリットがあるため、精神科や心療内科の医師と相談しながら服薬することをおすすめします。
2. 低用量ピルの服用
低用量ピルには、以下2点の働きがあるため、PMDD(月経前不快気分障害)の治療として使われます。
低用量ピルの効果
・女性ホルモンのバランスを保つことができる
・排卵を抑制することができる
PMDDで起こる精神面の症状は、排卵後のエストロゲンやプロゲステロンが急激に減少することも影響していると言われています。
低用量ピルは女性ホルモンを配合しているため、服用すると体の中で一定量のホルモンが補充され続けます。
そのため、女性ホルモンの変動による身体的・精神的な症状を和らげる効果が期待できます。
排卵自体を抑制する働きもあるため、排卵によりホルモンの値が左右されないこともメリットです。
また低用量ピルは、PMSの症状改善にも効果が期待できます。
月経前に始まる身体的・精神的な不快感がある方は、産婦人科やオンラインクリニックで相談することをおすすめします。
「つらくて家から出られない」という方は、自宅にいながら診察・ピル処方ができる「スマルナ」を利用してみましょう。
もしピルを処方してもらう場合は、オンライン処方がおすすめです。
誰にもバレず、最短翌日に届きます。
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(低用量ピルの場合)
3. 漢方薬の服用
PMDD(月経前不快気分障害)の治療には、漢方薬が用いられることもあります。
漢方薬は、体の中の「気・血・水」の異常を整える効果が期待できます。
PMDDの場合、「気」と「血」の部分に異常が出ている状態だと考えられています。
PMDDの治療として使われる漢方薬について、以下の表にまとめました。
加味逍遥散(カミショウヨウサン) | 気の巡りを良くする働きがある。
のぼせ・便秘・自律神経の乱れの改善に効果が期待できる。 |
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン) | 血の巡りを良くする働きがある。
冷え性・貧血・むくみの改善に効果が期待できる。 |
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン) | 血の巡りを良くする働きがある。
肩こり・のぼせ・手足の冷えの改善に効果が期待できる。 |
抑肝散化陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ) | 気の巡りを良くする働きがある。
ストレスによるイライラや緊張感を抑える効果が期待できる。 |
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ) | 血の巡りを良くする働きがある。
肩こり・のぼせ・便秘・イライラを抑える効果が期待できる。 |
漢方薬は、効果を感じるのに時間がかかるというデメリットがあります。
しかし、胃腸の弱い方や40歳以上でピルが飲めない人でも飲めるといったメリットも。
個々の体質に合わせた薬を処方してもらえるため、気になる方は一度医師と相談することが望ましいです。
4. 痛み止めなどによる対症療法を行う
PMDD(月経前不快気分障害)は、精神症状が強く現れるイメージがありますが、身体症状も一緒に現れる場合もあります。
身体症状への対症療法
・下腹痛や腰痛・頭痛・・・痛み止めの薬を服用する
・吐き気や嘔吐・・・吐き気止めの薬を服用する
・下痢や便秘・・・整腸剤や下剤を服用する
・にきびや肌荒れ・・・ビタミン剤や軟膏を使用する
痛みや不快感は我慢せず、その都度薬でコントロールしていくことが重要です。
産婦人科や精神科・心療内科で相談すると良いでしょう。
5. セルフケアで生活習慣を見直す
PMDD(月経前不快気分障害)を改善していくためには、薬の服用のほか、生活習慣を見直すことも重要となってきます。
生活習慣を見直すことで、自律神経やホルモンバランスを整える効果も期待できます。
PMDDの改善を期待できるセルフケアについて紹介していきます。
おすすめのセルフケア
・バランスの良い食事をとる・・・果物や野菜・ビタミンB6・ビタミンD・マグネシウム・カルシウムなどを積極的に取り入れる
・サプリメントで補う・・・大豆イソフラボン・チェストツリー・セントジョーンズワートなどを取り入れる
・適度な運動を取り入れる・・・散歩やウォーキングなどは血行促進や気分転換といった効果が期待できる
・生活の中にリラクセーションを取り入れる・・・アロマオイルやハーブティーなどでリラックス効果を得る
・生活リズムを整える・・・ゆったりとした時間を確保する・睡眠不足の解消する
PMDDの症状が出ている時期は、気分が落ち込んでいたり、気持ちが不安定なため、心地よいと思えるものから取り入れてみてはいかがでしょうか。
PMDD(月経不快気分障害)はSSRIや低用量ピルで改善を目指そう!
今回は、PMDD(月経不快気分障害)とはどんな病気なのかについて解説していきました。
月経前に精神的な症状が強く出る・症状が長引く場合は、PMDDの可能性があるため、我慢せずに精神科や心療内科で相談することがおすすめです。
PMDDの第一選択薬はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)ですが、低用量ピルを使用する場合もあります。
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