中出しで妊娠する確率は？おすすめの効果的な避妊方法も解説

「中出しされてしまった！」「妊娠しちゃったらどうしよう…」
そう不安になっていませんか？

安全日や危険日にかかわらず、避妊なしで中出しされてしまうと妊娠する確率は高くなります。

ここでは、現役産婦人科医が避妊無しのセックスで妊娠する確率はどれくらいなのかを具体的なデータをもとに徹底解説！

さらに、中出しされてしまった後でもできる避妊方法を詳しくお伝えしていきます。

妊娠する仕組み

中出しをした場合、1回の射精で4000万個以上の精子が膣内に出されます。

その中でも元気のある精子のみが子宮内にたどり着けますが、最終的に卵子のいる卵管までたどり着ける精子は数十から数百個です。

さらに、卵管までたどり着いた精子のうち、1個のみが受精できます。そして、受精卵は、4〜5日かけて子宮へ移動し着床し妊娠が起こるのです！
この妊娠の仕組みの中で、どこかひとつでも上手くいかなかった場合には、妊娠には至りません。

そのため、中出し後に妊娠を防ぐ場合は、受精や受精卵の子宮内膜への着床をアフターピルによって妨げる方法が効果的です。

中出しで妊娠する可能性は20％～25％程度！安全日であっても中出しは危険！

妊娠する確率は、「安全日」とされる排卵期以外なら約24%。「危険日」とされる排卵日に近い場合は、約30%まで確率が高まります。

排卵期は、前回の生理開始から10～17日目頃が目安です。ただし、排卵は、ストレスや睡眠不足など、体調によってズレることが少なくありません。
「安全日だから中出しされても大丈夫」と考えないようにしましょう。

また、中出しに加え、膣外射精(外出し)や「安全日・危険日」を推測するオギノ式等の避妊方法についても注意が必要！
失敗した場合は以下の通り妊娠する可能性があります。

※1理想的な使用…その方法を正しく使用し続けている場合 ※2一般的な使用…その方法を使用している場合

また、上記のデータから中出しを続けていると、妊娠する確率は46%まで跳ね上がることがわかります。
中出しと他の避妊方法を実践した場合を比較しても、中出しで妊娠する確率の高さは明らかです。

また、基礎体温を測ることで安全日・危険日を推測するオギノ式も失敗する可能性が。「安全日」だからといって中出しをすることが危険であることがわかります。

そのため、安全日・危険日に関わらず、中出しセックスは避け、正しい避妊方法を行っておくことが大切です。
すでに「中出しをされてしまった後」という場合には、続いてご紹介するアフターピルで、すぐに避妊の対処を行いましょう！

現役産婦人科医おすすめの中出しセックスをしたときの避妊方法2選

中出しをされてしまった後の避妊方法として、現役の産婦人科医がおすすめするのが「アフターピルの服用」です！
中出し後に望まない妊娠を避けるために、非常に効果的な方法となっています。

ただし、アフターピルの効果を得るためには、性交後なるべく早く服用することが大切です。 性交後何時間以内に服用しなければならないのか。そして、正しい服用方法やアフターピルの種類について詳しくご紹介していきます。

1. 性交後72時間以内なら国内産アフターピルを飲む

中出しをされてしまった性交から、72時間以内であれば、国内産のアフターピルの服用がおすすめです。
72時間以上経過した場合でも、効果は下がりますが、飲まないよりは飲む方が良いと言えます。

アフターピルは、服用することで約5日ほど、排卵を遅らせる効果があるとされています。排卵を遅らせることで、卵管で卵子と精子が出会い受精する確率を下げます。

さらに、受精や受精卵の着床を防ぐ働きもあると考えられており、中出し後の妊娠を防ぐための「緊急避妊薬」となっています！ アフターピルを飲んで妊娠しなかった人の確率は、以下の通りです。

アフターピルの服用で妊娠しない確率は、決して100%ではありませんが、非常に高い確率で避妊できます。
国内で一般的に使用されることの多いアフターピルの種類には、「レボノルゲストレル(緊急避妊剤)」と「プラノバール(中用量ピル)」があります。

それぞれの服用方法と副作用、金額は以下の通りですので、参考にしてみてください。

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2. 性交後120時間以内なら海外産アフターピルを服用

中出しをされてから、72時間以上経過している場合は、海外産のアフターピルである「エラ(ウリプリスタル)」がおすすめです。

エラは、性交後120時間以内(5日以内)に服用することで、妊娠阻止率が95%とされています。 日本ではまだ認可されていませんが、海外では一般的なアフターピルの1種です。

エラには、ウリプリスタル酢酸エステル(黄体ホルモン受容体調節剤)が配合されています。排卵を抑えたり、子宮内膜の増殖を抑えたりする働きがあり、受精や着床を防ぐ効果が期待できます。

また、子宮頸管(子宮外側の入り口)の粘液を増加させることで、精子の侵入を防ぐ効果もあるとされています。 また、時間を過ぎた場合でも、エラを服用することはできます。

120時間以内の服用と比べると効果は下がってしまいますが、一定の効果は期待できるので、医師と相談するようにしましょう！

 

 

今すぐアフターピルを購入する方法2選

アフターピルは、性交後飲む時間が早いほど、効果が高いとされています。中出しをされてしまった後という場合は、今すぐアフターピルを購入するようにしましょう！
こちらでは、今すぐアフターピルが買える方法をご紹介していきます。

1. 産婦人科に行く｜即日処方は産婦人科のみ！

今すぐアフターピルを貰いたい場合は、産婦人科を受診しましょう。産婦人科で診察を受ければ、即日処方を行ってもらえます。

「最終月経日」や「性交した日時」は、アフターピルの処方時に必要な情報なので、事前に明確にしておくようにしましょう！ アフターピルの処方は、保険証なしでも対応している病院も多くあります。未成年でも保護者の同席や同意書の必要なく、処方してもらえます。
家族にバレたくないという方は、事前に病院に連絡をして確認を取ってみてください。

また、混雑が心配な方や、待ち時間に人目が気になるという方は、予約できるクリニックを選ぶのがおすすめです。 産婦人科に来院後の流れもご紹介しておきますので、参考にしてみてください。

2. オンライン診療を利用する｜診療時間内に通えない人におすすめ

近くに産婦人科がない場合や、忙しくて産婦人科に足を運べない時は、オンライン診療の利用がおすすめです！ オンライン診療「エ二ピル」は、オンラインで医師の診察を受けられます。処方してもらったアフターピルは、最短翌日に届けてくれるシステムです。

本人確認書類の提出が必要となりますが、保険証以外の身分証明書の提示も可能となっています。利用できる身分証明書は、以下の通り。

18歳以上なら利用でき、アフターピルと分からないように包装した状態で届きます。家族にもバレずにアフターピルを手に入れやすくなっています。
アフターピル受け取りまでの流れは以下の通りです。

スマホ１つで診察がスムーズに進みます。忙しい方や家族にバレたくない方はぜひ検討してみてください。

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中出しセックスから120時間以降なら妊娠検査薬で確認

中出しセックスをしてから、120時間以上経ってしまっている場合でも、まずは産婦人科の医師に相談をしてみましょう。

120時間を過ぎても、アフターピルが有効な場合もあります。
もし、中出しセックスをしてから、かなりの時間が経過しているという場合は、妊娠検査薬で妊娠の有無を確かめるようにしましょう！ 一般的な妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から検査可能です。
なるべく早く検査を行いたいという時には、「早期妊娠検査薬」を選べば、最短で生理予定日から検査ができます。

早期妊娠検査薬は、ドラックストアでの購入も可能です。 妊娠検査薬の使用が初めての人でも使いやすい、おすすめの妊娠検査薬をご紹介しますので、参考にしてみてください。

中出しセックスで妊娠してしまった場合の対処法2選

中出しセックスで、万が一望まない妊娠をしてしまった場合の、対処法をご紹介していきます。 妊娠してしまった場合の選択肢は、「中絶手術」もしくは「出産」の2つです！

それぞれ詳しく解説していきますので、妊娠してしまった場合にどちらを選択するか考えてみましょう。

1. 中絶手術を受ける

中出しセックスをして妊娠した場合、やむを得ない事情で出産できない場合もあります。そんな時は、中絶手術(人工妊娠中絶)を受けることが可能です。

中絶手術ができる期間は、母体保護法で「妊娠22週未満」と定められています。 妊娠の週数によって、中絶手術の内容が変わるので、それぞれご紹介していきます。

妊娠22週未満を過ぎると、中絶手術は認められません。
また、早めに中絶手術を受けた方が、体への負担も少なくなりますので、なるべく早く産婦人科を受診するようにしてください。

 

2. 出産する選択をする

中出しセックスをして妊娠した場合、まずはパートナーや家族と話し合いを行いましょう！ 結婚の話が出る前であったとしても、妊娠をきっかけに結婚するカップルも多くいます。
また、家族のサポートがしっかりと得られるなら、安心して出産という選択もしやすいはずです。

せっかく授かった命です。中絶の選択を行う前に、今一度出産という選択ができないのか、考えてみるようにしてみてください。

効果的な避妊方法3選！今後使える現役産婦人科医おすすめの方法を解説

中出しセックスは、妊娠する確率が高いだけでなく、性感染症のリスクも伴います。 妊娠を望んでいないのであれば、正しい避妊方法を行う事が大切です。
「避妊をしなきゃいけない」とわかっていても、「彼氏が協力してくれない…」という方も少なくありません。

そんな時でも、女性だけでできる避妊方法もありますので、実践してみるのがおすすめです！
ここからは、現役産婦人科医もおすすめする効果的な避妊方法3つをご紹介していきます。

1. 低用量ピルを服用する｜月経不順やイライラも改善できる

女性側だけでできる効果的な避妊方法として、「低用量ピルの服用」があります。
低用量ピルは毎日1錠同じ時間に服用していくことで、避妊効果が得られます。

低用量ピルは、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」2種類の女性ホルモンが配合された錠剤です。
周期に合わせピルで女性ホルモンを体内に取り入れることで、脳は「ホルモンが充分に分泌されている」と勘違い。

ホルモンを分泌する必要がないと判断した脳は、ホルモン分泌をしなくなるため、卵子が育たず排卵も起こりません。 排卵が起きないので、望まない妊娠を防ぐ効果が期待できます。

低用量ピルは、医師の診断と処方が必要な薬となります。産婦人科を受診するか、オンライン診療を利用することで購入可能です。

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2. コンドームを装着する｜性病を防ぐことができる

男性側の協力が得られるのであれば、コンドームでの避妊方法があります。性交時の挿入前に、男性性器に装着することで避妊が可能です。

コンドームは、薄いゴム製の袋状となっており、性交前に男性性器に装着することで、精子が女性性器に侵入することを防ぎます。

女性性器へ精子が入らなければ、受精も起こりませんし妊娠もしません。
ただし、コンドームの失敗率は3％～14％と高めです！ 挿入前に必ず装着を行ったり、射精後は精子が漏れないようにしたりと、正しい使用方法を守ることが大切です。

コンドームは、薬局やコンビニ、スーパーで購入が可能です。
手軽にできる避妊方法なので、コンドームでの避妊を行っている方が一般的には多いとされます。

また、コンドームは粘膜を接触させないため、避妊方法の中で唯一性感染症の予防効果があります。 低用量ピルと併用することで避妊率も高まるため、併用がおすすめです！

3. ミレーナを挿入する｜最長5年避妊効果が続く

効果的な避妊方法として、子宮内に装着するタイプの「ミレーナ(子宮内避妊器具)」もあります。 最長5年使用でき、コスパが高いのがおすすめのポイントです。

ミレーナは、T字状の柔らかいプラスチックでできており、子宮内に装着して使用します。

黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が付加されており、子宮の中に持続的に黄体ホルモンを放出。 黄体ホルモンを放出することで、子宮内膜を薄くし、受精卵の着床を防ぐのです！

また、子宮の入口部分の粘液を変化させることで、精子が子宮内に侵入するのを防ぐ効果もあります。

ミレーナは、産婦人科で装着できます。月経困難症や過多月経の治療目的であれば、保険適用となります。

ただし、出産経験がない場合は、ミレーナが入りにくかったり、装着時に痛みを伴うことがあります。医師と相談し、装着が可能か判断してもらいましょう。

 

 

中出しセックスをした場合はアフターピルで妊娠を防ごう！

中出しセックスをした後は、妊娠する確率が20%～25%あるため、早めにアフターピルで避妊を行うのがおすすめです。 アフターピルは、産婦人科で即日処方してもらうことが可能です。 産婦人科を受診するのが難しい方は、オンライン診療「エ二ピル」を利用してみてください。 また、妊娠の心配を無くすためにも、日頃から正しい方法で避妊を行っておくことが大切です。 こちらの記事でご紹介した効果的な避妊方法を実践し、不安を解消していきましょう！

よりピル服用を続けやすくするための価格改定であり、サービス内容は今までと一切変わりありません。安心感はそのままで、よりお得に購入できるようになりました。

これからピルを買おうかと悩んでいる方には是非おすすめです。

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