PR

生理後に子宮が痛い原因は病気?妊娠?痛みを和らげる方法を解説!

生理

「生理痛後に子宮が痛いのはなぜ?」「生理後の痛みを和らげる方法が知りたい」といったお悩みはありませんでしょうか?

この記事では、生理後に子宮が痛い原因について解説します。

セルフチェックリスト形式で解説しますので、自分の症状と照らし合わせることができます!

さらには、現役産婦人科医が子宮の痛みを和らげる方法も詳しく解説。

読み終えていただければ、生理後に子宮が痛い原因がわかり、効果的な対処方法を試すことができますよ!

生理後に子宮が痛い場合に病院へ行く目安も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイント

・生理後に子宮が痛くなる原因【病気以外】・・・排卵痛・妊娠・自律神経失調症・更年期障害・流産

・生理後に子宮が痛くなる原因【病気の場合】・・・子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮外妊娠・骨盤内炎症性疾患・子宮頸がん・子宮体がん

・生理後の子宮の痛みを和らげる対処法・・・低用量ピルの服用・痛み止めの服用・消化の良い食事・お腹を温める・膝を折り曲げた姿勢で寝る!

生理後に子宮が痛いのは大丈夫?

生理後に子宮が痛い原因には、排卵痛や妊娠など「病気ではない場合」と、子宮内膜症など「病気が隠れている場合」があります。

病気ではない場合は、セルフケアや生活習慣の見直しで改善する見込みがあります。

病気の可能性がある場合や妊娠している場合は、万が一に備えてできるだけ早く医療機関へ受診しましょう。

また、「子宮が痛い」と感じていても、実は消化器官や泌尿器に異常が出ている場合もあります。

子宮の痛み以外にも症状がある場合は、症状に合わせて受診する病院を選ぶことが大切です。

・産婦人科・・・不正出血・いつもと違うおりものがでる・お腹がはれている・生理がない
・消化器内科・・・食欲低下・嘔吐・便秘
・泌尿器・・・排尿時の痛み・頻尿(おしっこが近い)

お腹の痛みが強くなり、発熱や出血を伴う場合は、すぐに治療が必要な可能性もあります。

ここからは、生理後に子宮が痛くなる原因を詳しく紹介するので、当てはまるかどうかぜひチェックしてみてください。

【病気以外の場合】生理後に子宮が痛い原因5選

「生理後にも子宮が痛いのは病気?」と、不安を感じる方がいらっしゃいます。

しかし、子宮の痛みは病気以外でも見られる症状です。

ここでは、病気以外で考えられる子宮の痛みの原因についてご紹介します。

病気以外で考えられる子宮の痛み

1. 排卵痛
2. 妊娠
3. 自律神経失調症
4. 更年期障害
5. 流産

産婦人科医が痛みの程度や痛みが出る時期などについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 「排卵痛」生理と生理の間に起きる

生理が終わって2週間前後の排卵時期に起こる下腹部痛は、「排卵痛」の可能性が考えられます。

排卵とは、卵子が卵胞を破り放出することを言います。

卵胞が破れ、卵胞液と血液が腹膜を刺激することによって起こる痛みが「排卵痛」です。

女性全体の約2割の方にみられる症状と言われています。

排卵痛は個人差が大きく、中には「生理痛よりもつらい」と感じる方も少なくありません。

主な症状 治療方法
下腹部痛・出血・腰痛・眠気・おりものが増える・お腹がはる 低用量ピル・漢方薬・痛み止め

治療方法で効果的とされているのが「低用量ピル」です。

低用量ピルには、女性ホルモンが含まれており、排卵を抑制することが可能です。

排卵自体がなくなるので、排卵痛は起こりません。

チェックリスト

・生理と生理の間に痛みがでる
・下腹部痛や腰痛がある
・排卵時期に出血がある

 

排卵時期に痛み止めが必要なほど痛みが出る場合、卵巣がはれていたり、子宮腺筋症など病気が隠れているケースもあります。

痛みが強いときは、我慢せず産婦人科へ受診しましょう。

2. 「妊娠」ズキズキとした痛みが多い

妊娠15週目までの「妊娠初期」に、腹痛を訴える妊婦さんは多くいらっしゃいます。

特に、妊娠3週目頃の着床時期に「チクチクした痛み」や「軽い下腹部痛」を感じる方が多いと言われています。

主な症状 治療方法
チクチクした痛み・下腹部がズキズキする・キューっとした痛み 安静にする・妊娠中でも服用できる下剤を服用

お腹がチクチクする痛みは、便秘の可能性が考えられます。

妊娠すると、女性ホルモンである「プロゲステロン」の影響で、腸の働きが弱くなります。

普段、便秘にならない方が便秘になることも。

便秘によって腸内に便がたまると、チクチクとした痛みが出ます。

チェックリスト

・チクチクした痛みがある
・下腹部がズキズキする
・キューっとした痛みがある
・妊娠の可能性がある
・便秘である

「生理が来ない」もしくは「生理は来たけれど短かった」などという場合、妊娠の可能性もあります。

妊娠の可能性がある方は、妊娠検査薬を試してみましょう。

また、妊娠検査薬で陽性が出ても、子宮外妊娠や切迫流産など治療が必要な場合もあります。

妊娠検査薬で妊娠が確認できたあとは、できるだけ早く受診することをおすすめします。

3. 「自律神経失調症」ホルモンバランスの乱れで起きる

自律神経失調症とは、ストレスや不規則な生活習慣により、自律神経のバランスが乱れることで現れる体と心の不調を言います。

自律神経のバランスとホルモンのバランスを調整する部位は、非常に近いです。

そのため、自律神経は女性ホルモンにも影響することがわかっています。

自律神経と女性ホルモンのバランスが乱れることで、腹痛が悪化することもあります。

主な症状 治療方法
腹痛・頭痛・めまい・動悸・不眠・イライラ・不安感など 抗不安薬・抗うつ薬・漢方薬などの服用・カウンセリング・生活リズムを整える

自律神経失調症には、生活リズムを整えたり、リラックスできる時間をとったりなど、セルフケアも重要です。

チェックリスト

・腹痛以外にも頭痛やめまい、喉のつまり感などがある
・ストレスがたまっている
・イライラや不安感など精神的な症状がある

子宮の痛み以外に、精神的不調がつらい場合は、心療内科へ受診することもおすすめです。

参照元:厚生労働省

4. 「更年期障害」腹痛や腰痛が悪化

更年期とは、閉経を迎える前後約10年を指します。

閉経の時期は個人差が大きいですが、一般的に50歳前後であることが多く、45~55歳頃を更年期と言われています。

実は更年期に、腹痛を訴える方は少なくありません。

更年期には、女性ホルモンの「エストロゲン」が減少することで、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

その結果、血液の巡りが悪くなり、腹痛をはじめとする様々な不快症状が出てきます。

主な症状 治療方法
腹痛・腰痛・肩こり・動悸・めまい・イライラ・ほてりなど ホルモン療法・漢方薬の内服・抗うつ薬など薬物療法

更年期障害は保険適用で治療ができ、幅広い選択肢から自分に合う治療方法を選べます。

医師と相談し、様々な治療の選択肢から、自分にあった治療法を見つけましょう。

チェックリスト

・45~55歳の更年期である
・のぼせや汗が大量にでる
・イライラするなど精神症状がある
・肩こり
・不眠

腹痛が続く場合は、卵巣腫瘍など病気が隠れているケースもあるので、早めに婦人科を受診することが大切です。

5. 「流産」軽い腹痛がある

妊娠22週までに赤ちゃんが亡くなってしまうことを「流産」と言います。

妊娠した人の約40%が流産したことがあると報告があり、多くの女性が経験しています。

主な症状 治療方法
出血・軽い腹痛・お腹のはり 手術(自然に出てくることを待つ場合も多い)

妊娠の可能性がある方は、以下のチェックリストを確認してみましょう。

チェックリスト

・出血がある
・軽い腹痛がある
・お腹がはる

ただし、妊娠初期の流産は、ほとんど症状がない場合もあります。

子宮外妊娠など治療が必要な場合もあるので、妊娠検査薬で妊娠が確認できたあとは、できるだけ早く受診しましょう。

【病気の場合】生理後に子宮が痛い原因6選

婦人科系の病気は、症状がわかりにくいとも言われています。

ここでは、生理後に子宮が痛いときに考えられる病気について解説します。

子宮が痛いときに考えられる病気

1. 子宮内膜症
2. 子宮腺筋症
3. 子宮外妊娠
4. 骨盤内炎症性疾患
5. 子宮頸がん
6. 子宮体がん

痛みの特徴や受診する目安となるチェックリストもご紹介するので、ぜひご覧ください。

1. 「子宮腺筋症」腰痛が出る場合もある

子宮腺筋症とは、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にできる病気です。

原因は詳しくわかっていませんが、帝王切開や子宮筋腫などの子宮内膜の手術を経験したことがある方に多いと言われています。

主な症状 治療方法
生理痛・生理の量が多い・不正出血・生理時以外の腹痛や腰痛 痛み止めや止血剤などの薬物療法・ホルモン療法・手術

女性ホルモンの「エストロゲン」が子宮腺筋症を悪化させるため、閉経するまで症状は進行し続けるという特徴があります。

チェックリスト

・出産を経験したことがある
・生理痛がつらい
・生理の量が多い
・生理以外に不正出血がある
・生理時以外の腹痛や腰痛がある

子宮腺筋症は、子宮の変形を起こしてしまうため、不妊や流産のリスクが高くなります。

腹痛の他に、「生理の量が多い」「不正出血がある」という方は、できるだけ早く産婦人科へ受診することをおすすめします。

2. 「子宮内膜症」突きあげるような痛みを伴う

子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が子宮内側以外の場所で増えることで起こる病気です。

内膜に似た組織が女性ホルモンの影響を受けて、生理周期に合わせて増えます。

「血液が子宮内に溜まってしまう」「卵巣や腸などの臓器と癒着を起こしてしまう」といった原因から、生理以外の痛みも招きます。

子宮内膜症は、卵巣や卵管など骨盤内にある臓器を癒着させます。卵巣や卵管は、妊娠するために非常に重要な臓器であることから、不妊症の確率が高くなります。

チェックリスト

・生理痛がつらい
・生理のときに痛み止めを飲む量が増えた
・生理以外にも、下腹部痛がある
・排便痛(突きあげるような痛み)がある
・性交痛(肛門の奥に突きあげるような痛み)がある

子宮内膜症は、生理の度に進行する病気です。「だんだん生理痛がひどくなってきた」という方は、早めに産婦人科へ受診しましょう!

3. 「子宮外妊娠」不正出血が出る

子宮外妊娠 とは 、本来着床するべき子宮内膜以外に着床してしまうことを言います。妊娠した女性の約1?2%の確率で起こると言われています。子宮外妊娠は、一般的な妊娠と変わらず、自覚症状がないことが多いのも特徴です。ただし、受精卵が卵管に着床し、卵管流産や卵管破裂を起こした場合は、出血が多く最悪の場合死に至るケースもあります。

チェックリスト

・妊娠の可能性がある
・膣から不正出血がある
・下腹部痛がある

子宮外妊娠は、出血多量により命の危険も伴う病気です。妊娠検査薬で陽性が出た場合は、できるだけ早く産婦人科へ受診しましょう。

4. 「骨盤内炎症性疾患」生理後2、3日で下腹部痛が起こる

骨盤内炎症性疾患とは、子宮や卵巣、卵管など女性の生殖器が、細菌感染により炎症を起こす病気を言います。クラミジアや淋菌などといった性感染症を引き起こす細菌が原因となっているケースが多いのも特徴です。骨盤内炎症性疾患は、卵巣や卵管、腸など骨盤内の癒着を起こす原因になる可能性が高い病気です。その他にも、炎症が広がることで不妊症や腹膜炎、卵管妊娠など様々な合併症を起こす原因にもなります。

チェックリスト

・生理後2、3日に下腹部痛がある
・35歳未満
・コンドームを使用していない
・クラミジア感染症にかかったことがある

発熱を伴う腹痛や黄緑色のおりものがある場合は、骨盤内炎症性疾患の可能性があるのでできるだけ早く受診しましょう。

5. 「子宮頸がん」腰痛や出血が見られる

子宮がんは、「子宮体がん」と「子宮頸がん」に分けられます。子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんです。かつて子宮頸がんの発症率は、40~50才が多いと言われていましたが、最近は20~30代の若い女性が増えています。

チェックリスト

・定期的に子宮頸がん検診を受けていない
・性交時の出血がある
・おりものの異常(濃い茶色や膿のようなおりもの・水っぽいおりもの)
・下腹部痛
・腰痛
・尿や便に血が混る

子宮頸がんは、早期発見が非常に重要な病気です。早期に発見できれば予後の良いがんですが、進行すると治療が難しくなる場合があります。子宮の痛み以外にも、おりものや出血など異常が見られる場合は検査を受けることをおすすめします。

6. 「子宮体がん」不正出血が出ることが多い

子宮頸部よりさらに奥の部分を「子宮体部」と言います。子宮体がんの主な症状は、膣からの不正出血です。若い方は、子宮を温存できるホルモン療法を受けられる場合があります。また、最近は腹腔鏡下手術やロボット手術など体への負担が少ない手術方法も可能です。子宮体がんは、早期治療を行うことで80%以上の方が治る病気と言われています。早期発見するためには、定期的に検診を受けることが非常に重要です!

チェックリスト

・生理以外に出血がある
・閉経後に出血がある
・おりものに血が混ざる
・排尿しにくい
・排尿痛がある
・お腹がはる

不正出血やおりものの異常など気になる症状がある場合は、婦人科の医師に相談してみましょう。

生理後に子宮が痛い場合に病院へ行く目安は?

「子宮が痛いときって何科を受診すればいいの?」と悩まされる方は少なくありません。ここでは、生理後に子宮が痛い場合に「病院へ行く目安」と「受診すると良い科」をご紹介します。

腹痛以外に症状がある場合

婦人科・・・生理以外の出血・おりものの異常・腹部のはり・腹部にしこりある・生理がこない
消化器内科・・食欲がない・嘔吐や吐き気・便秘や下痢
泌尿器・・・排尿時の痛み・頻尿

ただし、お腹の痛みが強くなり意識がもうろうとしている場合や顔色が悪い、脈がはやいなどの場合は、緊急性の高い可能性があります。子宮外妊娠など出血が原因で命にかかわる病気もあるので、緊急性が高いと判断した場合は迷わず救急車を要請しましょう。

腹痛以外に症状がない場合

婦人科への受診・・・生理中や生理前後などの決まった時期に痛みがでるとき・常に腹痛がある
健診で医師に相談・・・チクチクした痛み・引っ張られる痛みが時々起こる・ひどい痛みはない

慢性的に腹部に痛みがある場合、病気が隠れている可能性があります。卵巣のう腫や子宮内膜症、クラミジアによる骨盤内感染症など早期に治療が必要なケースも。例えば、卵巣のう腫を長期間放置してしまうと、ねじれや破裂が起こり、急激に強い腹痛がでることもあります。痛みや違和感があるときは、婦人科へ受診することをおすすめします。

ピルを飲んでいても生理後に子宮が痛い原因は?

一般的に、低用量ピルの服用中は排卵が抑制されるため排卵痛がないのが通常です。しかし、低用量ピルを飲んでいても生理後に子宮の痛みを訴えられる方もいらっしゃいます。低用量ピルを飲んでいても生理後に子宮の痛みがある原因は、以下のとおりです。

<痛みの原因>
・低用量ピルを正しく服用できていなかった
・低用量ピルの副作用
・病気が隠れている可能性

飲み忘れなど、ピルを毎日正しく服用できていなかった場合、排卵が起こる可能性があります。生理と生理の間に痛みを感じる方は、低用量ピルの飲み忘れをチェックしてみましょう。一方で、低用量ピルを正しく服用しても腹痛が起こる場合は副作用が考えられます。副作用は、低用量ピルを飲み始めてから3ヶ月経つ頃には体が慣れてなくなるのが一般的です。ピルを飲み始めて3ヶ月以内で、病気の可能性がない場合は様子を見ても問題ありません。3ヶ月以上飲んでも副作用が強く出る場合は、ピルの種類が合っていない可能性もあるため医師に相談してください。また、排卵痛と思っていても子宮内膜症や子宮腺筋症などの病気が隠れている場合があります。低用量ピルを正しく服用しているにも関わらず腹痛がある場合は、医師へ相談してみることをおすすめします。

「ピルをもらいに行く時間がない」「休みの日を受診に使いたくない」という方には、オンライン診療が大変おすすめです!

オンライン診療エ二ピルでは、スマホひとつで簡単に低用量ピルの処方が受けられます。

チャットやビデオで医師の診察が受けられるので、安心して処方が受けられます。

エ二ピル公式サイト

今すぐできる生理後の子宮の痛みを和らげる対処法6選

排卵痛など緊急性のない子宮の痛みには、セルフケアがおすすめです。ここでは、産婦人科医がおすすめするセルフケアをご紹介します。今日からすぐに試せるセルフケアもあるので、ぜひチェックしてみましょう!

1. 低用量ピルを飲む

低用量ピルには、女性ホルモンが含まれており、脳に「妊娠した」と認識させることで排卵を抑制することが可能です。排卵自体を止めることができるので、排卵痛の改善に役立ちます。また、自律神経失調症の原因となるホルモンバランスの乱れを整える効果に期待ができます。その他に、低用量ピルで得られるメリットは以下のとおりです。

低用量ピル服用のメリット

・PMS(月経前症候群)の改善
・生理前のイライラが和らぐ
・生理周期が安定する
・避妊効果が高い
・ニキビに効果がある
・卵巣がん・子宮体がん・子宮内膜症の予防ができる

「ピルをもらいに行く時間がない」「休みの日を受診に使いたくない」という方には、オンライン診療が大変おすすめです!

オンライン診療エ二ピルでは、スマホひとつで簡単に低用量ピルの処方が受けられます。

チャットやビデオで医師の診察が受けられるので、初めて低用量ピルを服用する方も安心して処方が受けられます。

エ二ピル公式サイト

2. 市販の痛み止めを飲む

仕事や学校に行くときなど、一時的に痛みを和らげたい場合には市販の痛み止めを服用するのもおすすめです。ドラッguストアやネットショップで買えるおすすめの市販の痛み止めは、以下のとおりです。

<おすすめ市販薬>

ロキソニンS・・・効き始めるまでがはやい
イブA錠EX・・・粒が小さくて飲みやすい
バファリンA・・・胃への負担が小さい

市販薬の痛み止めを服用するときは、胃に負担がかからないようできるだけ空腹を避け食後に服用しましょう。また薬が効かないからと言って、自己判断で薬を多く服用するのは大変危険です。パッケージに記載された用法・用量はしっかりと守りましょう。

3. 消化の良い食事を摂る

痛みがひどい場合には、ひとまず食事をストップして、安静にすることが大切です。なぜなら、消化しにくい食品を食べてしまうと、内臓に負担がかかってしまうからです。腹痛が改善されたら、消化のよい食事を少しずつ摂りましょう。おすすめする食品は、以下のとおりです。

おすすめの消化の良い食品

穀物・・・おかゆ・食パン・うどん
肉・・・脂の少ない肉(ささみ・赤身)
魚・・・たら・たい・かれい
野菜・・ほうれん草・バナナ・りんごなど

冷たいものを一気に飲むことや、唐辛子や塩辛など胃酸が増える食品は、内臓への負担が大きいので控えることをおすすめします。また、腹痛が強くなる場合は、婦人科系や消化管に病気が隠れている場合があるので我慢せず医療機関に受診しましょう!

4. 膝を折り曲げた体勢で寝る

腹痛がつらいときは、楽な体勢をとることが大切です。楽な体勢をとり、安静にすることで腹痛の緩和に期待ができます。おすすめは、膝を折り曲げて横になる「シムス位」と言われる姿勢です。腹壁の緊張がとれることで、腹痛に効果的であると言われています。

5. お腹を温める

腹部を温めることで、腹痛を和らげる効果が期待できます。なぜなら、温めることで胃や腸などの筋肉の緊張を和らげることで「ぜん動運動」を促せることができるからです。ぜん動運動とは、腸の内容物を肛門へ移動させる働きです。ぜん動運動を促すことで、お腹のはりを緩和させ腹痛を和らげる効果が期待できます。ただし、虫垂炎や胆嚢炎など炎症を起こしている場合に、腹部を温めることは逆効果と言われています。腹痛以外に発熱があるときや痛みが強い場合は、自己判断で温めず医療機関へ受診しましょう!

6. 楽な服装に着替える

実は、服によって体が締め付けられると腹痛を起こすことがあります。なぜなら、浴衣など締め付けの強い服や慣れない服装で過ごすと、腰のまわりが緊張し、胃の働きが弱くなるからです。実際に、浴衣や着物などの帯、補正下着やベルトなど体を締め付ける服を身に着けていて、腹痛でる方は多くいらっしゃいます。締め付けの強い服を着るのが習慣な方は、自宅ではなるべく楽な服装に着替えましょう。また、締め付けの強い服を着た後に腹痛が強くなった場合は、腰まわりの筋肉に負担がかかっている可能性が考えられます。痛みが強い場合は、整骨院や接骨院に受診するのもおすすめです。生理後に子宮が痛い場合は早めに産婦人科を受診しよう!

今回は、生理後に子宮が痛い原因についてお伝えしました。

生理後に子宮が痛い原因には、排卵痛や妊娠など病気以外が原因のケースがあります。

緊急性のない場合は、今回お伝えしたセルフケア方法を試してみるのもおすすめです。

痛みを和らげて、つらい日々を乗り越えましょう!

ただし、生理後に子宮が痛い場合には、病気が隠れている場合もあります。「痛みが強い」「痛み以外にも症状がある」という方は、万が一に備えて早めに産婦人科を受診しましょう!

error: Content is protected !!